顎が小さい、ほとんどない、顔が長い、口をぽかんと開けているといった、特有の顔つきにお悩みの方が増えているようです。これはアデノイドが肥大することで起こる、アデノイド顔貌と呼ばれています。こちらではそのアデノイド顔貌について、特徴や症状、原因、治療について、それから特有の顔つきの原因である、口呼吸を治す方法や、アデノイド顔貌の芸能人についてもご紹介します。

アデノイド顔貌について

アデノイド顔貌をご存知ですか?これは最近増えているという、現代人ならではの顔の特徴で、悩んでいる方も多いようです。私たちの呼吸の仕方には、「口呼吸」と「鼻呼吸」がありますが、実は口呼吸が恒常化することで、顔の筋肉が衰え骨格が歪み、アデノイド顔貌なってしまうようです。こちらでは、そんなアデノイド顔貌についてご紹介します。

アデノイド顔貌って何?

鼻腔の奥にはアデノイド(咽頭扁桃)がある

のどには扁桃と呼ばれるリンパ組織の集まりがあり、これは細菌やウイルスが体内に侵入することを防ぐ役割を持っているそうです。その扁桃組織の代表的なものが、喉の奥の左右にある「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」と、鼻腔の奥にある「咽頭扁桃(いんとうへんとう)」で、後者の「咽頭扁桃」がアデノイドと呼ばれています。

アデノイドは「口蓋扁桃」よりも更に奥の高い位置、鼻腔と喉がつながっている場所にあるため、「口蓋扁桃」とは違い、目で確認することはできません。

これが肥大している人に起こる特有の顔つきのこと

アデノイド顔貌になると、顔に複数の特徴が表れるといわれています。それは、顔の様々な部位に表れることがほとんどです。その顔の症状は、口呼吸を普段からしているためといわれており、アデノイド顔貌の人に、全ての特徴が表れるわけではありませんが、よく見られる特徴だそうです。

アデノイド顔貌の人は口呼吸により、顔の筋肉が緩んでくるのであごが無く見えたり、あごが小さくなります。また歯並びが悪くなったり、面長になったりします。このように顔に色々な特徴が出てきます。

ちなみにアデノイドとは扁桃腺ではない

アデノイドと聞くと、扁桃腺と考える方が多いようですが、一般的に扁桃腺と呼ばれるのはアデノイドではなく、口蓋扁桃(こうがいへんとう)のようです。

また正確にはアデノイドも口蓋扁桃も、腺組織ではなく、リンパ組織なので、アデノイドを扁桃腺と呼ぶのは正しくないと言われています。

アデノイド顔貌の15の特徴

顎が狭くなりやすい

上顎、下顎の横幅が狭いことも、アデノイド顔貌の特徴だと言われています。これはV字型の顔つきになることや、横顔がしゃくれた状態になる、前歯の噛みあわせが逆になるなど、見た目や噛みあわせに大きな影響を与えるようです。

上顎の方が出ているように見える

アデノイド顔貌の方は、上顎より下顎の方が引っ込んでいる、という特徴があるようです。上顎は上の歯を支えている顎のことで、上の歯から目の下辺りを指し、下顎は下の歯を支えている顎で、こちらが一般的に「顎」と呼ばれる部分です。

上顎より下顎の方が引っ込んでいる状態は出っ歯になりやすく、見た目はもちろん、噛みあわせなどにも悪影響を与えると言われています。

面長になる

アデノイド顔貌は、面長で顎の幅が狭いV字型の顔つきになることや、鼻の下が長く伸びた顔になる、という特徴があるようです。これは口呼吸が原因で、常に口が開いたままだと顔の筋肉が衰えてしまい、顔が長くなるのだそうです。

顎がないように見える

アデノイド顔貌の特徴でよく知られているのが、顎がほとんどないことです。これは口呼吸を続けることで、顔の筋肉がたるんでしまうことが原因と言われています。

そのため顎が小さい、顎の下の筋肉がたるんで二重顎になる、横から見ると顎と首の境目がほとんどない、といったことが起こるようです。

頬がたるんで締まりがない印象

アデノイド顔貌の方は、頬に締りがない顔つきも特徴だと言われています。これも口呼吸で顔の筋肉が緩んでしまうことが原因で、そうなると本人は顔を引き締めているつもりでも、締りのない無気力な顔に見えてしまうようです。

歯並びが悪くなる

アデノイド顔貌は歯並びが悪いことが多く、これも口呼吸で常に口が開いたままになっていることが原因だと言われています。

口呼吸をしていると、唇で前歯を押えることができないことや、舌が下がることで内側から歯列を支えることができないため、歯並びが悪くなってしまうそうです。

下唇の方が厚くぷっくりしてる

アデノイド顔貌の特徴として、下唇の方が厚い、たらこ唇になることがあげられます。これは口呼吸を行っていると、無意識のうちに唇が軽く前に突き出す形になってしまうため、それが長時間続くとたらこ唇になるのだそうです。

出っ歯になる

アデノイド顔貌の方は出っ歯になることが多く、これは上顎より下顎の方が引っ込んでいることや、口呼吸で口の周りの筋肉の締りが悪くなり、前歯に舌の力が一方的にかかることで、前歯が前方に押し出されることなどが原因だと言われています。

上の歯と下の歯が閉じてない

アデノイド顔貌は前歯の噛みあわせが浅い、という特徴があるようです。歯を噛みあわせた時に、上の歯と下の歯に大きな隙間があいていると、食べ物をうまく噛み切れない、正しい発音ができない、奥歯で頬や舌を噛みやすくなる、また口内炎の原因にもなると言われています。

唇が乾燥する

唇がめくれて乾燥していることも、アデノイド顔貌の特徴だと言われています。唇がめくれるのは、口呼吸を行うことで顔の筋肉がたるんでしまうことが原因で、めくれた唇は空気に触れやすいため乾燥してしまうようです。

口がいつも開いている

例えば電車を待っている時、テレビを観ている時など、大人も子どもも関係なく、口をぽかんと開けている、これはアデノイド顔貌の特徴として、よく知られています。

本人は口を開けている、という意識はないようですが、口呼吸をしていると、どうしても口が常に開いたままになるので、何をしている時でも口がぽかんと開いたままになってしまうようです。

鼻が小さい

アデノイド顔貌の方は、鼻の穴が小さいことも特徴のようです。鼻の穴は大きいより小さい方がいい、と考える方も多いかと思いますが、鼻の穴が小さいということは空気の通り道が狭い、ということになるので、口呼吸の原因になってしまうと言われています。

口を開けたまま噛む

アデノイド顔貌の人は鼻で呼吸がしずらいので、食べる時に鼻から呼吸することが困難です。そのため、口を閉じて食べることが出来ず、食べる時にくちゃくちゃと音を立ててしまいます。また、歯並びが悪いことや、顎が小さいなども原因なのかもしれません。

一緒に食事をしている人は咀嚼時の音を不快に思い、その音が気になり始め、一緒に食事を摂るのが辛くなることもあるようです。

舌が出ている

アデノイド顔貌は舌が見えることも特徴で、これも口呼吸のために常に口が開いたままになっていることが原因で、舌が見えてしまうのだと言われています。

片側だけで噛む

アデノイド顔貌の人は歯並びが悪い、あごが小さい、あごがないなどが原因で噛み合わせが良くないため、食事をする時に片側で噛む人が多いようです。片側だけで咀嚼している人は、左右どちらかの顔が曲がってしまうこともよくあるようです。

噛み合わせが悪いとほうれい線ができたり、肩こりになったり、顔が大きくなったり、鼻が曲がったりと、顔の印象が変わるだけではなく、体に不調が出ることがあります。また、噛む方の歯だけがが痛んでしまい、虫歯・口臭の原因になることもあります。

アデノイド顔貌の症状・4つ

喋り方がおかしい

アデノイド顔貌の方は、滑舌が悪かったり、発音がおかしいといった症状が見られるようです。これは口呼吸がしやすいように、舌を本来あるべき位置より低い位置や前の方に置くことで、喋り方がおかしくなったり、口を開きすぎていることで、喋る時に口を閉じるのが間に合わなくなり、中途半端な発音になると考えられているようです。

そのため、例えば「ただならさ」行の発音がはっきりしない、「ま行」のような口を閉じなければ発音できない音を、うまく発音できないといった症状が出ると言われています。

いびきが大きくてうるさい

アデノイド顔貌の方は、いびきをかくことが多く、更にそのいびきが大きいことが特徴だと言われています。

人間は眠っている時、鼻で呼吸をするものですが、鼻の通りが悪いと口呼吸をするようになります。そうすると舌が喉の奥に落ちこみ、気道が狭くなることで、そこを流れる空気が乱れて、喉の奥が振動するようになります。その結果、いびきが発生します。

睡眠中に呼吸を止めることも…

アデノイド顔貌の方で特に危険な症状が、睡眠時無呼吸症候群だと言われています。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気で、「Sleep Apnea Syndrome」の頭文字をとって、「SAS(サス)」とも呼ばれます。

医学的には、10秒以上の気道の空気の流れが止まった状態を無呼吸として、その無呼吸が一晩に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上ある場合を、睡眠時無呼吸症候群と呼びます。

睡眠は本来、日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのものですが、睡眠時無呼吸症候群の場合、呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていくため、その不足を補おうと心拍数をあげるなど、寝ている間に脳や体に大きな負担がかかることになります。

その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされます。更に高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など循環器病を合併する危険が高まり、交通事故や突然死の原因にもなっているようです。

姿勢が前かがみになる

アデノイド顔貌の人は、口呼吸をするため猫背になりやすいといわれています。口呼吸の人は前かがみになりやすく、自然と姿勢が猫背になり、背中が丸まってしまいます。そして顔は前に突き出ているので、歳が若くても、若々しさがなく見えてしまいます。

また胸式呼吸のため呼吸が浅く、腹直筋などの筋肉が衰えてしまい、腰も曲がってしまうことがあります。このように症状がひどくなると、全身が歪んできてしまいます。

アデノイド顔貌になる原因・3つ

子どもの頃からの口呼吸の慢性化

アデノイド顔貌になる原因は、子どもの頃からの口呼吸の慢性化だと言われています。アデノイドが肥大すると、鼻と喉の通り道が狭くなることで慢性的な鼻づまりが起こり、鼻呼吸が難しくなるため、口呼吸をするようになります。その口呼吸が長期間続くと、アデノイド顔貌と呼ばれる顔つきになってしまうようです。

そうなると夜間に睡眠が浅くなることや、睡眠時無呼吸症候群になることもあり、それらが原因で、寝起きが悪い、日中の注意力が散漫になる、落ち着きがない、などの症状が見られたり、難聴や中耳炎の慢性化などを引き起こしてしまいます。

アデノイドは子どもの頃大きくなる

アデノイドは子どもの頃大きくなると言われ、一般的には2~5歳頃が最も大きく、思春期くらいまでには小さくなるそうです。アデノイドが乳幼児期に大きくなるのは、免疫システムが未熟な年齢のためで、口や鼻から侵入する病原体に対する免疫を早く得るための、生理的な作用になります。

ただ、このアデノイドが異常に大きくなってしまったり、思春期を過ぎても小さくならなかった場合、アデノイドが鼻腔と喉をふさぐことで、耳、鼻、喉などに慢性的な炎症を起こしたり、体に様々な症状を引き起こす、アデノイド増殖症になるようです。

口呼吸を続けると肥大化が止まらない

アデノイドは口呼吸をすることにより、空気中のウイルスを吸ってしまい、リンパ組織がそのウイルスに反応してアデノイドが肥大化するのではないかといわれていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

ほとんどの人が乳幼児期にアデノイドが大きくなるといわれており、思春期にはアデノイドは通常の大きさになるのが普通です。しかしアデノイド顔貌の人は思春期には肥大化が進んでおり、小さくなることはないようです。

口呼吸が慢性化すると喉を常に有害物質にさらすことになり、風邪を引きやすくなったり、肺が弱くなったりと、病気にかかりやすくなることもあります。そしてリンパ組織が炎症し、肥大化がさらに進むともいわれています。

本来人間は鼻で呼吸をするようにできており、そのため鼻の中には粘膜があります。またフィルター機能として鼻毛が生えています。このフィルターが空気中のウイルスをブロックし、様々な病気に罹らないように働いてくれています。

しかし、アデノイドが肥大化すると口呼吸になるので、フィルターがない状態になります。それがアデノイドの肥大化に繋がっているのではないかといわれており、アデノイドを大きくしてしまうという悪循環を起こしているのかもしれません。

アデノイド顔貌を改善する方法・3つ

成長期を過ぎる前の子どもなら鼻呼吸にする

アデノイド顔貌は、成長期を過ぎる前の子供なら鼻呼吸にすることで改善が可能だと言われています。成長期は一般的に、男性で17歳~18歳くらい、女性は15~16歳くらいまでで、この年齢までなら意識して口を閉じ、鼻呼吸の習慣を身に付けることで改善が可能とのことです。

ただ口呼吸をする原因は、多くが鼻炎などで鼻が詰まっていることがあげられるので、耳鼻咽喉科を受診するなど、根本的な原因を治療することも重要です。

成長期を過ぎると鼻呼吸にしても治らない

アデノイド顔貌は成長期を過ぎてしまうと、鼻呼吸にしても、改善は難しいと言われています。

これは、成長期を過ぎると顔が完全にできあがってしまうことや、唇がめくれて厚くなっている、前歯や上顎が前に出ているなど、口呼吸に適した顔になってしまっていることが理由です。そうなると鼻呼吸にしても、顔つきが正常な状態に戻ることはありません。

大人はアデノイドの治療等をする必要がある

アデノイド顔貌は大人の場合、上でご紹介したように鼻呼吸にしても改善は難しいため、治したいのであれば治療等を受ける必要があります。一般的にアデノイド顔貌の治療は、耳鼻咽喉科を受診することが勧められています。

耳鼻咽喉科では、レントゲン撮影や鼻から細いファイバーを入れる画像診断などが行われるそうで、それでアデノイドの肥大や拡がりを診ます。

治療について

抗生物質の服用やアデノイド切除による治療がある

アデノイド顔貌の治療は、抗生物質の服用やアデノイド切除といった方法があります。アデノイドの肥大は子どもの場合、生理的作用によるものですが、その原因が細菌感染症と診断された場合は、抗生物質が投与されます。

そういった薬の服用でアデノイドが縮小されるケースが報告されていますが、その治療で効果が出ない場合や、呼吸に支障が出る、睡眠時無呼吸症候群などの症状がある場合、全身麻酔をかけたうえで、手術が行われます。

どちらも保険が適用される

治療について気になるのが、保険は適用されるかですが、アデノイド切除の場合も、抗生物質の服用の場合も保険が適用されます。そのため3割負担になる方が多いかと思いますが、人によって違うので、詳しくは治療を受ける病院に、尋ねることをお勧めします。

日数によるが費用は数万円くらい

アデノイド切除など、治療にかかる費用は日数によるものの、大体数万円くらいだと言われています。ただこれも病院によって違うことや、個人差もあるようですので、10万円以下が大体の目安と考えて頂けたらと思います。

アデノイド顔貌の改善について

治療をしてもそのままではダメ

アデノイド顔貌は上でご紹介したように、抗生物質の服用や、アデノイド切除による治療を受けることで、改善が期待できます。ただアデノイドを薬によって小さくしたり、手術で切除すれば、アデノイド顔貌特有の顔つきが治るということではありません。

アデノイド顔貌はアデノイドが肥大することで、鼻呼吸が難しくなり、口呼吸になってしまうことが原因なので、例えアデノイドを切除したとしても、口呼吸を治さなければ、顔つきを改善することは望めないようです。

口呼吸を治す必要がある

アデノイド顔貌は「アデノイドを切除したから、もう安心」ではなく、特有の顔つきの原因である、口呼吸を治す必要があります。ただ呼吸は無意識に行っているものですし、特に大人の場合、口呼吸が習慣化していると、鼻呼吸に治すには相当の努力がいるでしょう。

次の項目では、アデノイド顔貌の改善に必要である、口呼吸を治すための方法についてご紹介します。

口呼吸を治すには

おしゃぶり

口呼吸を治す方法として、おしゃぶりが有効だと言われています。実は子供が口呼吸になる最大の原因は、離乳の早期化と言われ、欧米では3~4歳までおしゃぶりをくわえさせることによって、口を閉じる筋肉を鍛えて、鼻で呼吸させるように習慣をつけていきます。

そういったことから、おしゃぶりが口呼吸を治す方法として勧められていますが、大人が乳幼児用のおしゃぶりをくわえるのは、サイズが合わないなど問題が出てきます。

そこで勧められているのが、大人用おしゃぶりとも呼ばれる「ブレストレーナー」です。これなら大人でもほとんどの方が使用でき、口を閉じて鼻で呼吸するトレーニングが可能です。

ガム

ガムを噛むことにより、口呼吸を治すことができます。ガムを噛むと表情筋や口周辺の筋肉を鍛えることができ、リンパ組織の活性化に繋がります。ガムを噛むときはなるべく長く噛むようにしましょう。目安は1回30~50分、一日数回行うようにします。

ガムは無糖タイプのシュガーレスを使うと虫歯を防止できます。口を開けたまま噛むと口呼吸改善の効果がなくなってしまいますので、噛むときは必ず口を閉じるようにしましょう。また、片側で噛む癖のある人は左右交互に噛むか、普段の反対側で噛むようにしましょう。

食べる時片側で噛む癖をやめる

口呼吸をしている方は、食べている時も口で呼吸をするため、左右どちらか片側で噛む癖がついてしまっているようです。まずは食事をする時、口を閉じて食べるように意識することが大切ですが、自分では見えないので、鏡をテーブルに置いて食事をするなど、口が閉じられているか、確認しながら食べることをお勧めします。

片側で噛む癖がついていると、顔が歪んでしまうことや、噛んでいる側とは逆の顔の筋肉が衰えて、たるんでしまったりと、美容面で悪影響を与えると言われています。そういったことを防ぐためにも、食事の時、口を閉じて、両方の歯を使って食べることを、意識して行うようにしましょう。

舌の筋トレ「あいうべ体操」

口呼吸をしている方は、普段の舌の位置が間違っていることが多いようです。本来の位置は、口を閉じた時、舌先がスポットと呼ばれる上顎のくぼんだ部分、つまり前歯の根元辺りにくっついています。

もし舌先が、下の歯や前歯の裏側についている場合は、間違った舌癖がついてしまっていることになります。まずは普段の舌の位置を確認し、本来の位置にない場合は、舌先を常に前歯の根元辺りにくっつけることを意識しましょう。

ただ、これは舌を上げる力が弱いと難しいので、舌の筋トレにピッタリな「あいうべ体操」で、舌を鍛えることが勧められています。動画も参考に、是非試してみてください。

「あいうべ体操」の方法

1.口を大きく開け「あー」と言いながら、数字の0のように開きます。その時喉の奥を開く感覚で開けましょう。

2.口を大きく開け「いー」と言いながら、頬を両耳の方に引っ張るように、できるだけ大きく横に開けます。

3.口を大きく開け「うー」と言いながら、唇の周りの筋肉を意識しながら、強く尖らせるように前に出しましょう。

4.口を大きく開け「べー」と言いながら、舌の根元から舌を下す感覚で、おもいっきり下に伸ばします。

※1~4を1セットとして、1日30セットを目安に毎日続けましょう。
※続けて行うとかなり疲れるので、1日の中で2~3回にわけて行うことをお勧めします。
※声は出しても出さなくても、どちらでも構いませんが、喋る時よりも口をしっかり、大きく動かすことを意識して行いましょう。

鼻腔拡張グッズを使い鼻呼吸を楽にする

口呼吸は、鼻が詰まっていることや、鼻の穴が小さいなど、鼻の通りが悪いことが原因だと言われています。鼻で呼吸をするのが苦しいと、どうしても口呼吸になってしまうようです。これを解決する方法として、鼻腔拡張グッズを使うことが勧められています。

鼻腔拡張グッズでよく知られているのは「ブリーズライト」で、これは鼻の上に貼ると、鼻を形成している軟骨壁を外方向に引っ張り上げることで、鼻腔の広さを確保し、鼻呼吸を楽にしてくれる、という製品です。鼻呼吸に苦戦している方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか?

歯列矯正

口呼吸は出っ歯など、歯並びが悪いことを治すと改善される可能性があるようです。そのため歯列矯正を検討することも、口呼吸を治す方法のひとつとして勧められています。

寝ている時口が開かないようにテープを貼る

起きている時は鼻呼吸ができていても、寝ている時は意識がないので、口呼吸になってしまう方も多いようです。これを防ぐには、寝るときに口にテープを貼るという方法があります。

専用の口閉じテープか、薬局で販売されている医療用テープ、または絆創膏などを使用すると、手軽に寝ている間の口呼吸を防ぐことができます。

歯列矯正について

治療期間は1年半から2年半が一般的

歯列矯正の一般的な治療期間は、1年半~2年半くらいだと言われています。ただこれは、歯並びの状態や歯列矯正の内容などによって変わってくるので、あくまで目安として考えて頂けたらと思います。

大人だと費用は100万円前後

歯列矯正を受けるにあたって気になる費用ですが、大人の場合一般的に100万円前後だと言われています。ただ治療内容はもちろん、医院によって治療費が変わってくることや、支払い方法などにも違いがあるようです。

そのため歯列矯正を受ける前に、トータルでいくらぐらいの費用になるのか、それから分割払いを希望する方は、分割回数や金利手数料などについても確認することが勧められています。

医療費控除を受けられる可能性がある

歯列矯正は一般的に健康保険が適用されないので、治療費の全額を自己負担することになります。ただ1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、納めた税金の一部が確定申告で戻る「医療費控除」を受けられる可能性があります。

ただこれは条件があるようなので、歯列矯正を受ける前に、医療費控除の対象となる治療なのか確認してください。

まずは医師に聞こう

アデノイド顔貌は、例えば出っ歯のせいで唇が突出しているなど、歯列矯正で顔つきが改善される可能性があります。

ただその場合もどんな治療を受けるのが最適なのか、医師に聞くことが大切です。自分の希望をきちんと伝えたうえで、自分に合った治療方法について医師に相談してみましょう。

アデノイド顔貌の有名人や芸能人

嵐の二宮和也さん

嵐の二宮和也さんと言えば、あまりテレビを観ない方でもご存知かと思いますが、実はアデノイド顔貌だと言われています。確かにそう言われて横顔を見てみると、顎が小さいなど、アデノイド顔貌の特徴が見られるように思います。

アンガールズの山根さん

お笑いコンビ「アンガールズ」のボケ担当、山根さんも典型的なアデノイド顔貌で知られているようです。

バナナマンの日村さん

子供の頃の貴乃花のものまねが広く知られている、お笑いコンビ「バナナマン」の日村さんは、とてもわかりやすい、典型的なアデノイド顔貌だと言われています。

意外といる

アデノイド顔貌の方は、程度に差があるものの、意外といるようです。最近増えている傾向があるとも言われ、一般人はもちろん、芸能人でも珍しくないようです。

まとめ

アデノイド顔貌は、口呼吸を長期的に続けることで、顎がほとんどない、顔が長い、頬に締りがない、口をぽかんと開けているといった、特有の顔つきになってしまうことを指します。

これはアデノイドが肥大することで、鼻の通りが悪くなり、鼻で呼吸することが苦しいため、口呼吸になってしまうことが原因のようです。治療には抗生物質の服用や、アデノイドの切除といった方法がありますが、そういった治療を受けたとしても、口呼吸を治さなければ、特有の顔つきを改善することは望めないようです。

長年、口呼吸の習慣がついてしまっていると、鼻呼吸にすることは相当の努力が必要になりますが、口呼吸を治すと、特有の顔つきを改善するだけでなく、嬉しい効果がいくつも得られます。

例えば鼻呼吸にすると、風邪やアレルギー症状を発症しにくい体になることや、口内の乾燥を防ぐことで、口臭がなくなる、歯の着色が減る、虫歯や歯周病を防ぐといったことが期待できます。

また鼻呼吸にすると、今まで使っていなかった顔の筋肉が鍛えられることで、小顔効果が得られることや、ほうれい線、シワの防止などアンチエイジングに役立つとも言われています。そのうえ口呼吸よりも、鼻呼吸の方が、実は取り込む酸素量が多いので、血行がよくなり、むくみの解消に繋がります。

口呼吸をやめて鼻呼吸にすることは、これだけ様々な効果が期待できます。アデノイド顔貌でお悩みの方は、口呼吸を治すために、是非ご紹介した方法を試して頂ければと思います。