バナナももちろん冷凍しておいしく食べられる食品。そして嬉しいのは、冷凍するとポリフェノールが2倍になるという点。冷凍する方法もいくつかあり、いろいろためしてみたいですね。冷凍は習慣にしてしまうのがいいでしょう。冷凍と解凍のコツ、簡単で美容効果の高いレシピなどをまとめてみました。

バナナは冷凍できる?味は?栄養価は?

バナナは冷凍保存がおすすめ!

おいしくて便利で、美容と健康のためにも非常に優秀なバナナ。ぜひ積極的に効率的にとりいれたいものです。バナナは手軽で子どものおやつなどにもいいですが、果物の常温保存は難しかったり、大量買いしたときの処理に困ることもあります。

そんなときには冷凍保存をおすすめします。メインにも脇役にも使え、甘みのあるバナナが冷凍庫に常備してあると安心ですね。さらに、冷凍保存することで栄養価が上がるといいます。まずは冷凍保存の効能をくわしくみてみましょう。そしてバナナを有効に活用するため、使い方のコツやポイントもおさえましょう。

バナナを冷凍保存するべき3つのメリット

1.バナナを冷凍するとポリフェノールが倍増!美肌効果に

バナナは常温で食べても低カロリーで多くの栄養がとれる優秀な食品です。カリウム、食物繊維がとくに女性にありがたい成分。ダイエット効果や血圧の安定をはかることができます。そして、もっとも嬉しい効果はポリフェノール。バナナを冷凍することにより、ボリフェノールの量が2倍になるのです。

ポリフェノールの恩恵は多岐にわたります。つよい抗酸化作用をもつので、体内の余分な活性酸素をとりのぞくはたらきがあります。活性酸素とは人が呼吸する際に発生する副産物ですが、多すぎると動脈硬化やシミ、そばかすの原因になるもの。身体を錆びつかせるんですね。バナナを冷凍して増大したポリフェノールがその活性酸素を断つので、美肌効果が高くなるのです。

2.バナナを冷凍して、身体の内側からアンチエイジング!

活性酸素は、日々のストレスによっても増えます。ストレスの多い生活をしているとどうしてもお肌が荒れてしまいますよね。冷凍したバナナのポリフェノールは、シミやそばかすなどの見た目に加え、内側からはたらきかけてお肌のハリやうるおいを保ってくれます。

また、ストレスによって増える活性酸素からまたストレスや疲れを溜めやすい体質をつくってしまうのが、活性酸素の怖いところ。活性酸素は肝臓機能の低下や血管のつまりをもたらすのです。身体のより内側からのアンチエイジングのために、ポリフェノールはぜひ効果的にとりいれたいもの。

3.バナナを冷凍してダイエット効果を高める!

もともと栄養バランスが良く、食物繊維が豊富なためダイエットにバナナはかなり効果的ですが、ポリフェノールの肝臓解毒作用がさらにダイエット効果を高めます。正しく効果的に老廃物を排出するために、バナナの冷凍をおすすめします。

バナナを冷凍する際の保存方法は?

1.バナナの冷凍は皮付きでできる?

気になるのが、冷凍保存って面倒なんじゃないの…?という点だと思います。簡単に続けられるのなら、今すぐとりいれてキレイになりたいですよね。

実は、バナナは皮を剥かずにそのまま冷凍できます。買ってきて熟したバナナをそのまま冷凍庫に放りこむだけ。解凍してぐにゃっとなった状態で皮を剥いて食べるのもいいですが、実は「皮も一緒に食べる」方法もあり!

バナナの皮には実は栄養素が豊富に含まれており、ブレンダ―でつぶしたり、加熱することで積極的に料理にとりいれている国もあります。バナナの皮に含まれている栄養素は、マグネシウム、カリウム、繊維、タンパク質のほか、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12などが豊富に含まれています。気になるポリフェノール、カロチノイドの効果も高いです。

●マグネシウム
カルシウムとの相互作用で効果倍増。動脈硬化や糖尿病、高血圧症の予防になります。

●カリウム
加工食品をとる量が増えると、体内に塩分が溜まります。ナトリウムとカリウムのバランスを良くすることであらゆる細胞のはたらきを正常なバランスに保ちます。

●繊維
便通を良くし、ダイエットに効果的。

●タンパク質
三大栄養素のひとつ。免疫力を高める効果や貧血予防、美肌効果もあります。臓器や筋肉、皮膚や髪の組織を構成している大切な栄養素です。

●ビタミンAの効果
歯や骨の健康を高めます。

●ビタミンB6の効果
身体の免疫力を高めてくれます。脳や心臓に良いとされています。

●ビタミンB12
脳や神経系の機能アップに効果的です。

ちょっと今までのバナナの食べ方のイメージが変わりますが、油で揚げたり、ゆでたり、ケーキに混ぜたり…。バナナの冷凍は皮付きでもできます。おためしあれ。

2.バナナをラップで包んだ冷凍保存が便利

王道は、皮を剥いてラップで包む冷凍方法でしょう。解凍後の使い勝手がいいこと、大量に仕込むことができること、長期保存が可能なことがメリット。そして、ラップで包むにしてもいろんな方法があります。

●手でほぐしてラップでくるんだものを冷凍保存
皮を剥き、バナナをラップにのせ、そのままくるみます。その上からやさしく縦にほぐし、細くなったバナナが3本程度の状態にして冷凍保存。これだと冷凍庫から出したときに手でもポキッと折ることができ、扱いやすいですね。手が汚れないのもありがたい!

●手でほぐしてラップでくるんだものを冷凍保存(もっと細かく)
こちらはもっと細かくほぐす方法です。上の方法と同じように、皮を剥いたバナナをラップか保存用ビニール袋へ。その上から手でやさしくペースト状にすりつぶしてしまいましょう。

●皮を剥いてそのままラップで冷凍保存
こちらもお手軽な方法。皮付きのバナナに抵抗がある人で、手間をかけたくない!という人はこちらがおすすめ。

●バナナをスライスして、ラップや保存用ビニール袋を使用して冷凍保存
使い勝手の良い冷凍保存の方法はこちら。バナナの皮を剥き、2~5センチ程度にスライスしたものをラップで平らにくるんで冷凍保存したり、保存用ビニール袋に入れて冷凍保存。

包丁をつかうので少々手間といえば手間ですが、習慣にしてしまえばそうでもなさそう。形がばらばらでもかまわないならスプーンで切るのもいいでしょう。クッキングシートを敷いたトレイにのせてラップで覆うのもOK。解凍して、そのまま加熱もできますね。

バナナを冷凍保存するときの3つのコツと注意点

1.バナナの冷凍は、バナナがよく熟してから!

バナナの冷凍保存で忘れがちなのは、バナナを冷凍保存するタイミング。冷凍されたバナナを解凍すると、冷凍庫に入れる直前の生の状態での栄養素や美味しさがぎゅっと濃縮された状態になります。バナナの食べ頃はシュガースポットが現れてきた頃といいます。

また、シュガースポットがみられ、よく熟した頃に栄養価もぎゅっと上がるのです。シュガースポットとは名前のとおり、「甘さの目印」。まだ黄色いままのいかにも固そうなバナナは時に苦いほど。茶色い小さなスポットがシュガースポットです。

シュガースポットはバナナの皮が老化し、バナナの細胞内でポリフェノールを溜めている袋が壊れるため、酸化酵素とむすびついた結果できます。常温で何日か保存して「食べ頃」=「冷凍保存するタイミング」を待ちましょう。

シュガースポットがあるバナナは、熟していないバナナよりも免疫力を強める効果が8倍あるともいいます。免疫力を高めるには、TNFといわれる、異物を攻撃する物質を増やさなければなりません。血液中にある、白血球の免疫の活性化に有効な物質です。シュガースポットのある熟したバナナには、TNFを増やすはたらきがあるのだそう。

2.バナナの冷凍を皮付きでするときは、皮をよく洗う

バナナの冷凍を皮付きでチャレンジしてみる人は、皮をよく洗いましょう。栄養がつまっているとはいえ、やはり農薬などの影響は心配。赤ちゃんにはまだ皮付きのバナナを使った料理は与えないようにしましょう。

そして、大事なのは皮を洗ったあとによく乾かすこと。冷凍保存の敵は、
・空気が入ること
・湿気
この2つです。

3.バナナの冷凍にラップを使うとき、しっかり空気を抜くこと

バナナの冷凍をラップや保存用ビニール袋でする場合は、しっかり空気を抜きましょう。できるだけ真空に近付けて鮮度を保つように心がけると、おいしさがぜんぜん違います。冷凍すると栄養価が上がるのも嬉しいですが、何より甘味がぎゅっと濃縮されたような感じになるのが嬉しいですよね。

空気の入ってしまったもの、湿気のあるものは、味が薄くなったりまずくなったりしてしまいます。ラップを使うときは手のひらでぎゅっとのばして空気を入れないように。

保存用ビニール袋を使うときは
・手でしっかり抑える。
・保存用ビニール袋の上のほうの口をほんの少し開けておく→水をボウルに入れ、そのボウルの中に、水が入ってしまわないように気を付けながら袋の下の方からゆっくり漬けていく→空気が抜けた状態になります。
・ストローで吸い出してぺったんこにする。

ラップや保存用ビニール袋には冷凍保存をしはじめた日付を書いておきましょう!

冷凍したバナナを解凍するときの3つのポイント

1.解凍し忘れに注意

バナナの冷凍はぜひ習慣にしたいもの。冷凍する前に、ラップや保存用ビニール袋には必ず日付を書いておきましょう。大量に買って冷凍したものの、保存期間を過ぎてしまったり解凍時間を把握できていないと元も子もないですね。

保存期間は後述します。解凍時間はこんな感じ。
●半解凍→常温(28度、室内)で解凍の場合、約30分程度
●全解凍→常温(28度、室内)で解凍の場合、約60分程度

2.解凍方法は食べ方に合わせて

冷凍したバナナは解凍方法によっておいしさが変わるのも嬉しい!いろいろ試してみましょう。

●生のまま
解凍せずに、生のまま食べるのも甘味がじゅわーっと広がっておいしいです。また、のちに紹介するスムージーでも酵素を生きたままとれるので栄養満点。ぜったい酵素をとりたい!という人は、条件によって変わりますが、長期間の冷凍保存だと酵素が壊れてしまうので注意。

●電子レンジ
解凍モードや、500W20秒~40秒ほどで甘~いバナナになります。すぐに常温の状態で食べたいときに。

●自然解凍
半解凍や全解凍には、解凍にかかる時間をみておきましょう。また、冷蔵庫ならバナナを食べたい前日に冷蔵庫に入れておくようにします。

3.変色させたくないときはレモン汁を一滴たらす

冷凍した食品は見た目がどうも…という場合がけっこうあります。バナナを冷凍する際に変色させたくないなら、冷凍する前にレモン汁を一滴たらしましょう。果物が変色する理由は、フルーツに含まれる酵素と、空気中の酸素との反応によるもの。

酸化を防ぐクエン酸を多く含むレモン汁をたらすことでこれを防げるのです。生のレモン汁、市販の容器に入ったもの、どちらでもOK。また、冷蔵庫や自然解凍をする際は、保存用ビニール袋やタッパーのふたを閉めたままで。こうすることで解凍しやすくおいしい冷凍バナナが食べられます。

冷凍すると栄養素は失われてしまう?

バナナの冷凍に時間をかけない!&ブランチングで栄養を閉じ込める!

冷凍保存は、食品の生命活動をストップさせることで長期保存可能になるというもの。なので、常温で空気と反応して腐っていくのとは違い、栄養価も保存されるのです。とくに果物に豊富なビタミンや抗酸化物質が失われないというのは、かなりありがたいこと。

バナナにも豊富な酵素が含まれています。酵素はローフーディストたちの必須栄養素ともいえるもの。とりいれた栄養をしっかり吸収するための「消化酵素」、栄養素で得たエネルギーを体内で効率よくはたらかせる「代謝酵素」を合わせて潜在酵素といいます。

潜在酵素は限りがあるので、生の野菜や果物、発酵食品に多く含まれる食物酵素を積極的にとりたいもの。冷凍保存なら、酵素をとじこめて解凍したときにベストの状態で摂取できるようにしてくれるのです。

栄養価をぎゅっととじこめるためには冷凍に時間をかけず、急速冷凍が効果的。そして、より厳密に酵素をとるなら、冷凍保存の前に「ブランチング」。さっとお湯をくぐらせ酵素のはたらきを止めましょう。

バナナの冷凍保存期間も気になる!賞味期限はいつまで?

常温で保存3~10日/冷凍すれば1~2ケ月

バナナは常温で保存するなら、夏は3日程度、冬なら10日程度といいます。ちなみに、15℃前後で保存するのが鮮度良くバナナを食べられる条件です。

気になる、冷凍バナナの保存期間はどうでしょうか?皮付きのほうが短く1ケ月程度。皮を剥いた状態なら、1~2ケ月程度もつようです。大量に買っていろんな方法で冷凍保存→毎朝食べる!このサイクルがベストではないでしょうか。

気をつけたいのは前述した急速冷凍。冷凍する時間を短縮し、おいしさをぎゅっと閉じ込めましょう。そして、賞味期限は2ケ月程度といわれています。3ケ月以内には食べきるようにしましょう。冷凍してしまうととくに見極めが難しいですが、栄養価のないおいしくないバナナを食べてしまい身体を壊してしまったりしないように。

カビが生えていたり、あまりにもおいしくないものはアウトです。1ケ月程度の冷凍保存期間を経たバナナでも、レモン汁をかけず、入りこんだ空気によって変色してしまうことはありますが、正しく保存しさえしていれば品質は落ちていません。

そして、解凍した際においしく食べるためにはバナナを選ぶところから注意。おいしそうなバナナを得選びましょう。

・バナナの皮を見ましょう。シュガースポットが現れた頃に冷凍保存。
・皮は硬いものではなくやや柔らかいものを選びましょう。
・バナナの皮の、縦に並ぶ角がごつごつはっきりしていないもの
・全体的に青くなく、黄色いものを選びましょう。
・傷があるものは痛みやすいです。
・バナナの茎を見ましょう。太く、あまり長くないものを選びます。

バナナを冷凍させたら何に使う?かんたんキレイレシピ紹介

1.バナナを冷凍のまま使える酵素スムージー

酵素をたっぷり効率よくとれる酵素スムージー。作り方と効果をご紹介します。基本の組み合わせを抑えて、その日に冷蔵庫にあるものや季節のものと組み合わせて、毎朝続けましょう。

●冷凍バナナと葉もののグリーンスムージー
(1人分)
・材料
冷凍バナナ…1本
小松菜…葉の部分を2~3枚
豆乳か水…200ml
お好みではちみつ…適量

・作り方
1.冷凍バナナはスライスしてあるものかほぐしてあるものを。そのまま冷やしたものは、ミキサーやブレンダ―に無理をかけない程度に手で折ります。
2.材料を投入、かたまりがなくなるまで攪拌します。

小松菜は葉ものの王様といってもよいほど、栄養価が高い野菜です。その栄養価の高さは、妊婦さんが納豆と並んで食べたいものであるほど。ビタミンAやカルシウム、そして嬉しいのはビタミンC。実は、冷凍すると失われてしまう成分がビタミンCなのです。

スムージーにする際に豊富なビタミンCを一緒にとれるから安心ですね。スムージーを作る際は豆乳、水のどちらを使ってもOK。豆乳を使うと、ダイエット効果や美肌効果が期待できるといいます。

2.冷凍バナナでつくる、かんたんお菓子レシピ

バナナを冷凍しておくと、ちょっと甘味が欲しいときなどにとっても便利ですね。お菓子のレシピはわりと行程が多く、つくる前に「えいっ」と思い切りが必要だったりするもの。でもふだんから台所に材料があることでかなりの負担が減ります。簡単で美容に嬉しいおやつの作り方や効果をお伝えします。

●冷凍バナナin!フライパンでつくるパンケーキ
(2人分)

・材料
薄力粉…100g
ベーキングパウダー(あれば)…3g
豆乳…100ml
冷凍バナナ…1本
お好みでヨーグルト…適量

・作り方
1.ボウルに薄力粉を豆乳を入れ、混ぜます。
2.冷凍バナナ、ヨーグルトを入れながらざっくり混ぜます。
3.フライパンにバターかオリーブオイルを敷いて、2.をながして焼きます。
4.焦げ目がつく前に裏返し、ふたをして生地がぷくーっとふくらんできたら、できあがり。

大人にも子どもにもおやつは嬉しいもの。お菓子のレシピによく含まれる砂糖を適量でやめられるといいのですが、とくに自制のきかない子どもやストレスの影響で大人でもやめられなかったりしますよね。砂糖はドーパミンの分泌を促すので、性行為、薬などと同じく報酬系を活性化させます。やめられなくなってしまうんですね。

また、砂糖を摂取した際に活発になるインスリンの分泌の影響で体脂肪が増えるといいます。果物の甘味の方が砂糖より良いといわれるのは…
・果物は糖質に加えて、ビタミン、抗酸化物質、水分などを含む。
・糖の構造は同じでも、果物には含まれる糖質量が砂糖より少ない。

このため。冷凍バナナを使えば、大人にも子どもにも安心でおいしいおやつができますね。

まとめ

バナナは冷凍することで栄養価が上がるうえ、ぐんと使用範囲が広がります。安価なのもありがたいですよね。冷凍バナナ、ぜひ習慣にしてみてください。