馬油って使ったことありますか?名前からして「馬の油」なのだそうなということはわかるかと思いますが、馬の油ってどういったもので何に効果があるのか、疑問に思いますよね。そこで今回は、そんな馬油の特徴や効果、使い方などをお話してきます。

馬油って?効能や使い方は?

馬油とは、古くから民間療法で使われている馬の油のことで、「バーユ」もしくは「マーユ」と呼びます。馬のたてがみやお腹の脂肪などを火にかけて煮立たせ、不純物を濾過したものです。約4000年前の中国騎馬民族の時代から使われているそうで、日本には約400年前に伝わったと言われています。

馬油は人間の皮脂に近い性質を持っている為、肌に塗るとすぐに浸透し、サラサラになります。そして、馬油は高度不飽和脂肪酸を多く含んでいる為、良質の油として知られており、やけどや切り傷の薬を始めとして、美容や健康のために様々な用途で使用されているものです。今回はそんな馬油に秘められた効果をご紹介してきます。

また、純粋な馬油は少しけもの臭がしますが、それほど気にはならないことが多いです。また、香り付きのものや無臭の商品も販売されています。便利な油ですので、より使いやすいような商品がたくさんあります。そんな馬油を使用した商品も後程ご紹介していきます。

馬油はとても便利なものです。馬油のことを知り、上手に生活の中に取り入れていきましょう。

馬油の特徴ってなに?

人間の皮脂に近い油です

植物油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合は「2:8」です。動物の油で人間が頻繁に摂取しているであろう牛の油の割合は「7:3」です。そして馬油は、「4:6」です。数値から見てもわかるとおり、馬油の脂肪は、植物の油と動物の油の中間的な性質なのだそうです。この為、人間の皮脂に近く、皮膚への負担が少ないと考えられています。

皮膚の奥まで素早く浸透!

馬油の一番の特徴は、その浸透力の強さです。馬油は人間の皮脂に近い成分です。脂肪には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。この二つの脂肪は、それぞれの動物ごとに異なるバランスで構成されています。

人と馬は、この脂肪の構成バランスがとてもよく似ており、共に飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の比率が「4:6」です。この為、肌の角質層にまで浸透しやすいのです。また、不飽和脂肪酸が多いほど肌への浸透力は高くなるとも言われています。

普通の油の場合、毛穴の奥に入ろうとすると表面張力が発生するので、奥に空気を残したまま皮膚の表面を覆うだけです。ですが、馬油は毛穴の奥のミクロの隙間にまで入り込んで空気を追い出し、そこにしみ込んでいきます。さらに馬油は人間の皮膚の温度で融解します。これも皮膚の奥まで浸透しやすい理由です。

馬油を使用すると初めは少しべたつきますが、すぐに皮膚に浸透するのであっという間にサラサラになります。べたつかないので、化粧前にも使えますし、ボディに使ってもすぐに洋服を着ることができます。

ニキビや肌荒れにも効果抜群!

馬油には殺菌作用があるので、ニキビに効果があると言われています。ニキビが出来始めた時にすぐに塗ると、悪化しにくくなるそうです。

油という物質は、細菌が付着するとその細菌を取り込んでしまう性質があります。先ほどもお話ししましたが、普通の油の場合、ミクロの間に空気が残っている状態ですので、空気中に残存する細菌もそこに生き残っています。するとその細菌が皮膚に悪さをすることがあります。

ですが、馬油の場合は、皮膚の奥に空気を残すことなく浸透してますので、皮膚の表面から毛穴の奥までの細菌が馬油に吸収されます。馬油に吸収された細菌は二度と馬油の外に出ることはありませんので、皮膚を炎症・化膿させるなどの悪さをすることができません。これが馬油の「補菌」効果で、殺菌作用の仕組みです。

この殺菌作用は細菌を肌の奥にまで入り込ませない様にバリアとなるので、肌荒れを起こしにくくなると言われています。また、症状の程度にもより日数がかかる場合はありますが、細菌性の皮膚病にはほぼ完全な治癒効果があるそうです。ニキビに効果があるのも、ニキビの原因がアクネ菌などの菌によるものだからなのです。

また、馬油には抗酸化作用もあります。傷口に馬油を塗るとそこに油膜ができます。するとそれが外部と傷口とを遮断するので、外側からの酸化を抑えてくれます。そして、浸透した馬油は皮膚の奥にある空気を追い出すので、内側の空気による酸化も抑えることができます。この働きが馬油の抗酸化作用です。

新陳代謝を活発化し肌のバリア機能を正常化

馬油は伸びがよいので、少量でも広い範囲の保湿をすることできます。そして、馬油は浸透力が強く、肌に足りない分の皮脂の代わりに角質層になじみます。そして細胞内に留まり、肌の水分をしっかりと受け止めてくれるので、うるおいをキープする効果があるとも言われています。

馬油には血液を循環する作用や新陳代謝を良くする作用もあると言われています。これは皮膚の皮下組織にまで浸透した馬油が血管を刺激し、血管が拡張させて血行が良くなる為だそうです。また、皮膚を馬油で覆うことで肌の保湿性や保温力が高まって血液循環がよくなるという考えもあります。

また、馬油は顔にも塗ることができます。顔の血行を良くすることで肌がワントーン明るくなったり、クマやシミを減らす効果も期待できるそうです。

馬油はアトピーの方にも効果があると言われています。アトピー性皮膚炎は生まれつきのアレルギー体質で起こると考えられています。ですがもうひとつ、ストレスなどが原因で自律神経やホルモンバランスが乱れ、免疫力が低下すると、アレルギー体質ではない方でも発症するケースがあるそうです。乾燥肌かと思っていたらアトピーだった、なんてことがあるのだそうです。

アトピー性皮膚炎になった肌は、極端にバリア機能が低下しています。すると外部からの刺激を受け続けるため、肌内部の水分を保持することが出来ずに乾燥し、かゆみや炎症が続いてしまいます。そしてそれらに伴って発生する活性酸素の影響で、肌はどんどんとダメージを受けていきます。

このアトピーの肌に馬油を塗ると、肌の表面に油膜が出来るので、肌を刺激や乾燥から守ってくれます。そして、肌に浸透した馬油の成分が肌の内部で起こっている炎症を鎮め、新陳代謝を促し、肌のバリア機能が正常に行われるように手助けをしてくれるのだそうです。

また、馬油を使用することによって、細胞膜の大切な原料となる必須脂肪酸を直接浸透させることが出来るのも、アトピー性皮膚炎の治療には効果があるのだそうです。

ただし、アトピー性皮膚炎の方は、肌に合う・合わない、がとてもはっきりしています。馬油を使ったけれども自分には合わなかったということもありうるわけです。しかも、馬油のアレルギーが出ることもあるそうです。動物系の油がダメな方は馬油もだめだという方は多いそうなので、注意してください。

また、アトピーがひどい時は改善する可能性がありますが、改善してきてから使用すると悪化することもあるそうです。これは、油分の過剰供給によって皮脂の過剰分泌が始まってしまうせいです。使用する場合はくれぐれも注意してください。

馬油は相性がよければ肌の改善にはとても有効的ですが、すべての方のアトピーを完全に改善することが出来るかというと「そうではない」、ということを覚えておいてください。

火傷や日焼けなどの炎症を鎮静化

軽いやけどをした時には馬油がよいとよく言われます。これは、熱を取り去り、炎症を鎮める効果があるからです。やけどの患部を氷などでしっかりと冷やしてから馬油を塗りましょう。同様に、日焼けして赤くなったり痛くなった肌、傷やかゆみなどの炎症にも効果があるそうです。さらに筋肉痛を起こしている部分に塗ると治りが早くなることもあるのだとか。

頑固な便秘解消にも!

女性に多い便秘。何をしても解消できない時には馬油を試してみてはいかがでしょうか。馬油は便秘の解消にも非常に良く効くといわれているのです。とはいっても飲むわけではなく、便秘解消のツボに塗布して使います。

便秘解消のツボは2ケ所あり、1ケ所はおへそから3cm程度離れた左右両側にあります。もう1ケ所は両手首にある尺骨茎状突起(しゃっこつけいじょうとっき)と呼ばれる小さな骨が隆起している下あたりです。小指側にありますよ。ツボが見つかったら、後はそれらのツボを優しくマッサージするように馬油を塗るだけです。

誰が使ってもOKの天然成分!

馬油は天然成分で出来ており、薬ではないので副作用もありません。この為、赤ちゃんからお年寄りまで、誰でも使用することができて便利です。特に赤ちゃんには、化学成分の入ったクリームを使うのが不安なことがありますが、天然成分の馬油は安心して使われています。また、もともと馬を食べることもある為、誤って口にしてしまってもほとんど害はありません。

馬油の効能にはどんなものがあるの?

美肌効果

馬油はスキンケアに使用すると、様々な効果を発揮すると言われています。保湿力があるので、肌の保護が目的で使用することも多いのですが、シミやしわ等にも効果があるのだそうです。

まず、しわは、肌がたるんだり、表情によってついた折り目が癖になって出来たものです。これは、肌のコラーゲンなどの弾力成分が劣化したり変性することによって起こります。

馬油でコラーゲンの問題を根本的解決することはできませんが、肌に油分をプラスすることで肌を柔らかくし、皮膚にかかる負担を減らすことはできます。肌が柔らかく滑らかになると、しわを見えにくくしたり、予防することが出来るのだそうです。

次に、シミについてですが、これは馬油の肌の新陳代謝をよくする働きを利用します。新陳代謝がよくなると、肌に沈着したメラニンを排出することができるためです。以前からずっとあるようなシミなどにはあまり効果がありませんが、最近できたようなシミやくすみを改善することはできると考えられています。

シミ・しわ対策の馬油の使い方としては、スキンケアの間でフェイスクリームのような感覚でくわえていけばよいそうです。また、馬油洗顔という方法もあります。

これは、小さじ一杯程度の馬油を手のひらに乗せ温め、乾いた顔に乗せてなじませてからお湯で洗い流す、というものです。馬油を使用することで毛穴の奥の汚れを浮き上がらせることが出来るので、肌がきれいになる効果があると言われています。

髪を健康に保つ

馬油には、髪と頭皮の健康を保つ働きもあります。

馬油には血行を促進する働きがある為、馬油を使って頭皮マッサージをすることで、頭の末端にまで血液をしっかりと循環させることが出来るようになります。すると毛根にまで必要な栄養と酸素をしっかりと供給することができます。

また、頭皮が乾いている場合にも、馬油を使うとしっかりと保湿することができます。頭皮は加齢によって皮脂が減り、乾燥しやすくなります。これは大体30代になると起こり始めるそうです。

べたつきやニオイ、フケなどの悩みにも効果があるそうです。馬油で頭皮をマッサージすることで、毛穴に詰まった酸化した皮脂をとかし、汚れを浮かせて落としやすい状態にすることができます。これはフケやニオイの防止になります。また、頭皮が柔らかくなる効果もあるので、頭皮環境が整い、髪にハリやコシ、艶が蘇ることもあるそうです。

頭皮マッサージのやり方は難しいことではありませんので、馬油さえあればすぐにでも取り入れることができます。まず、入浴前に丁寧にブラッシングをして、髪についた余分な汚れを落としておきます。そして、乾いた頭皮に馬油を塗りこんでください。

引っ掻いたり叩いたりせず、指の腹を使ってマッサージしましょう。その後、ビニールキャップや蒸しタオルなどをかぶって、入浴しながら15分ほど蒸してください。最後にシャンプーで洗い流したら完了です。

また、馬油配合のシャンプーも市販されています。出来れば馬油とシャンプーを別々に使った方が効果はあるそうですが、時間がない方や手間が面倒な方は、馬油配合のシャンプーを使用してみるのもよいでしょう。

火傷などの傷を治癒する

昔から、「馬油と言えば火傷」と言われています。

火傷を負ってしまった場合、服の上からすぐに流水などで患部を冷やす、というのが鉄則です。ですが、馬油を使用する場合は、冷水よりも先に馬油を塗ることが重要です。これは、馬油を塗ることで皮膚内部の空気を排除し、外部からの空気を遮断することで、急激な酸化を抑えることができるためです。

空気を遮断することで痛みも軽減させることが出来るそうです。馬油を塗った後は清潔なガーゼなどを患部に当て、それから流水などで冷やしてください。

また、火傷を負うと皮膚が破けたりただれたりして皮膚の中がむき出しになることがあります。すると細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。この細菌やウイルスから守るのにも馬油は有効的です。馬油の補菌力で細菌を取り込んでしまえば、火傷による化膿などを防ぐことができると考えられています。

血流の改善

馬油には血液循環を良くする効果があることは上でお話した通りです。

血行が悪く、末端の毛細血管まで血液が行き渡らなくなると、体の機能は徐々に低下していきます。そこで、馬油を皮膚に塗ると、血行を促進することができます。特にめったに運動をしないような方は、血行が悪いことが多いです。そんな時、マッサージの時に馬油を使うとより効果的だと言われています。

お風呂上りなどに、全身を馬油でマッサージしてみてください。保湿効果と共に血行促進効果も表れるため、ぽかぽかしてくるはずです。さらに、冷えだけではなく、肩こりや筋肉痛にも効果があるそうです。

かゆみを抑える

乾燥からくる肌のかゆみには、馬油が有効です。肌になじみやすいので、かゆい部分にすっと浸透してくれます。そして血行を促進して新陳代謝を良くすることで、かゆみを抑制することが出来るのだそうです。老人性湿疹などのかゆみにも効果があると考えられています。

かゆみを抑えたい場合は、まず患部をシャワーや入浴などで清潔にし、肌の水分をよく拭き取ってから馬油を塗るとよいそうです。

鼻づまりの改善

空気が乾燥すると鼻やのどの粘膜が渇き傷つきやすくなります。するとそこにウイルスが侵入し、弱った粘膜に付着したウイルスはあっという間に繁殖し、鼻づまりなど風邪の諸症状を引き起こします。ここから、風邪を予防するには、粘膜の乾燥を防ぐと効果的であると考えられます。

風邪の予防には室内の加湿が重要です。湿度が50%以下にならない様に維持していきましょう。しかし、対策を行ったにもかかわらず鼻が詰まったりのどが痛くなることがあります。そんな時に使うのが馬油です。

綿棒に馬油を付けて、鼻の粘膜に塗りましょう。出来るだけ鼻の奥の方まで塗ると良いそうです。のどが痛い時は馬油を飲むとよいそうです。粘膜を馬油で保護することで、細菌の繁殖を防ぎ、風邪をこじらせずに済むことがあるそうです。

また、同時にビタミンCなども摂取して、早めに寝ると回復しやすいです。なお、インフルエンザの場合は、ウイルスに感染してしまってから馬油を使用しても効果はないそうです。

打撲・捻挫の緩和

打撲やねんざをした場合、まず患部をよく冷やして熱をとりましょう。そして、ある程度腫れが引いてきたら、患部に馬油を塗ります。馬油を塗ることで自然治癒力を高め、傷んだ皮下組織の修復を助けると言われています。

朝晩二回ほど塗り、あとは包帯で固定したり、テーピングをしておきましょう。また、寝る前には馬油をたっぷりと塗ったガーゼを患部に当てて、しっかりと固定して寝るとより効果的なのだそうです。

ですが、打撲やねんざの時の自己判断での治療は危険です。まず、きちんと病院で診察を受けて、骨などに異常がなく、処方されたものも湿布薬だけなのであれば、馬油を使用してみるとよいでしょう。

馬油にはどんな種類があるの?

馬油には主に液体とクリーム状の二種類があります。どちらも購入する場合はまず、馬油100%というものを購入しましょう。酸化防止のためにビタミンEなどが配合されていることがありますが、1%に満たないようでしたら、また質のよい馬油と言えるのだそうです。純度の低いものを使用すると肌トラブルが起きてしまう可能性がありますので注意しましょう。

また、シャンプーや固形石鹸もあるのでそれぞれご紹介してきます。

クリームタイプの馬油

薬局やドラッグストアで販売されているものは、クリームタイプのものが多いです。白く柔らかいもので、肌に乗せて軽く溶かすとすぐになじみます。クリームタイプは乾燥肌の方におすすめです。室温によっては溶けてしまうことがありますので、保存は冷蔵保存がよいそうです。

有名なものは「ソンバーユ」です。この名前は聞いたことがある方も多いでしょう。ソンバーユは100%馬油で作られており、より刺激が少ないとして昔から使われている人気商品です。そもそも「馬油」という名称は、もともとはこのソンバーユを発売している「薬師堂」の登録商標なのだそうです。

バニラ・ローズ・ヒノキ・ジャコウ・クチナシなどの香りが付いた商品もありますので、馬油のにおいが苦手な方はそういったものを選んで使用してみても良いでしょう。

液体タイプの馬油

液体タイプの馬油は、透明の液体です。クリームよりもより肌になじみやすく、べたつきも少ないと言われています。スキンケア、髪や頭皮のケアには液体タイプの方が向いています。また、脂性肌タイプの方におすすめです。液体タイプは冷蔵庫保管すると固まって使いにくくなってしまうことがありますので、常温で保管しましょう。

馬油シャンプー

馬油を使用したシャンプーも市販されています。髪がまとまらない方やパサつきが気になる方におすすめです。人気の馬油シャンプーをいくつかご紹介します。

●リマーユ

アトピーや敏感肌の人も安心して使うことができる馬油シャンプーです。多くのサロンでも使用されているそうです。精製度の高い上質な馬油だけを使っているため、不飽和脂肪酸が大量に含まれています。また、洗浄成分にはアミノ酸系のものを使っていますので、肌への刺激が少なく、頭皮にも髪にもやさしいシャンプーです。

ダメージヘアが気になる人、髪がごわつく人、髪に艶が欲しい人、他のシャンプーを使用して頭皮が荒れてしまった人などにおすすめです。トリートメントもあります。

●ウーマシャンプー

雑誌などの良く取り上げられている人気のシャンプーです。貴重な「こうね馬油」を使用し、馬油の成分がたっぷりと入っています。馬油の他にも25種類の天然成分が入っているので、頭皮や皮脂が酸化するのを防ぎ、毛髪をしなやかに保つ効果があります。なお、このウーマシャンプーにはトリートメントはありません。

●馬油シャンプー(熊野油脂)

Amazonで人気のノンシリコン馬油シャンプーです。馬油成分が傷んだ髪の隅々まで行きわたり、なめらかな指通りにしてくれます。また、ノンシリコン・弱酸性なので、髪や地肌への刺激が少なく、自然な艶を与えてくれます。

馬油石鹸

馬油が配合された石鹸も販売されており、洗顔用にも使用できますし、全身・洗髪にも使うことができます。洗い上がりがしっとりしており、汚れをしっかりと落としつつも、肌のうるおいを補ってくれるのだそうです。

馬油にはこんな使い道もあります!

まつ毛に塗る

馬油をまつ毛に塗ると、まつ毛が伸びる、という口コミが広がっています。現代人の目元の皮膚は、化粧やストレスによって自然な新陳代謝が行われていないことが多いそうです。そこで、馬油を塗ることによって自然な新陳代謝が促してあげると、まつ毛の発毛も促され、普段よりもまつ毛が伸びるという効果が実感できるようになると考えられています。

馬油の塗り方をご紹介します。まず、朝晩の二回行いましょう。綿棒などを使い、まつ毛の根元から全体にかけて馬油を塗っていきます。この時、全体に広がるように丁寧に塗ってください。

リンパマッサージ

馬油をリンパマッサージの時に使用するとよいそうです。血行促進効果があるので、ローション代わりに使うと、効果を高めることが出来るそうです。

入浴後に、両手に馬油を乗せ、足先からゆっくりと上へ向かってリンパを流すようにマッサージしていきましょう。ひざの裏も丁寧にマッサージし、太ももから股関節までじっくりとマッサージすると足のリンパの流れや血行が良くなり、むくみの解消にもつながります。

靴擦れ防止

新しい靴や慣れない靴を履くと靴擦れが起こっていたいですよね。そんな時にも馬油は有効です。靴を履く前に靴連れが起きやすい場所に念入りに馬油を塗っておきましょう。すると、靴擦れを防止することが出来るのだそうです。ぜひ試してみてください。

便秘解消

へその奥には、生まれてきた時にへその緒がそこについていた名残で、腸の神経が残っています。へその中に馬油を塗りこみ、肛門にも塗りこんで寝ると、しみ込んだ馬油の刺激で蠕動運動が活発になり、翌朝快適なお通じがやってくると言われています。

切れ痔・イボ痔

馬油は急性の痔にも効果があると言われています。また、慢性のものや、肛門筋が緩んでしまっている場合は、それを元に戻すことはできませんが、炎症を抑える程度では効果があるそうです。

急性の切れ痔・いぼ痔の原因の多くは、患部の血行不良によるものです。急激な痛みが出た場合は、まず入浴をして体を温め血行を良くしましょう。そして浴室内で患部に馬油を縫ってマッサージをします。肛門の中にも塗りこむと良いそうです。塗ることで肛門が柔らかくもなります。

また、就寝前や翌朝の排便後にも塗りましょう。入浴の時に塗っただけでも痛みは和らぎますし、2~3日で治ることもあるそうです。

また、慢性の場合も、同様の対処法を行ってください。そしてそれを継続するようにしましょう。継続して馬油を塗ることで急激な炎症が出ることを抑えることができるそうです。

花粉対策

馬油は風邪などの鼻づまりに効果があるとお話ししましたが、花粉症やアレルギー性鼻炎にも同様の効果があると考えられ、医療機関などでも利用されているそうです。

そもそも花粉症は花粉などのアレルゲンが粘膜に接触しなければ症状は出ないのだそうです。そこで、出かける前と帰宅した時に、馬油を綿棒で鼻の奥の粘膜に塗るようにしてください。目やのどの症状には効きませんが、鼻の症状を抑えることはできるそうです。

これは花粉症を根本的に治すものではありませんが、症状を軽くすることはできます。毎年花粉症で苦しんでいる方は一度試してみると良いでしょう。

赤ちゃんのケアにも

赤ちゃんの乳児湿疹やおむつかぶれなどにも使用できます。乳児湿疹で病院に行くと、ステロイドの塗り薬を処方されることが多いです。ステロイド軟膏は、使い方によっては副作用を引き起こす可能性もあり、できれば使わずに治したいと思う方も多いはずです。

そこで、馬油を使ってみてください。馬油は赤ちゃんにも優しい天然成分で出来てますし、湿疹の天敵である乾燥を防ぐ効果もあります。赤ちゃんのお尻は、おむつをしていることによって、蒸れて赤くかぶれてしまうことがあります。そんな時はまず石鹸でかぶれた患部をやさしく洗い、1日2~3回程度馬油を塗ってあげましょう。

かぶれがひどい場合に塗ると、余計に赤くなったり汁が出ることがあります。ですが、そのまま塗り続けると、2週間程度でかさぶたのような膜ができ、その膜が自然とはげるときれいな肌が出てくるのだそうです。

馬油の注意点

肌に合わない人もまれにいます

馬油は動物の油です。この為、肌に合わない人もまれにいらっしゃいます。馬油が合うか合わないかは、純度が100%のものを使用してから判断するようにしましょう。他に色々なものが混ざっているものを使用すると、他の成分が肌に合っていない可能性もあり、原因が分かりにくくなってしまいます。

また、品質の低い馬油を使用する場合も、精製が甘く不純物が混ざっている可能性がありますので注意しましょう。そして、使用する時や馬油が酸化していないかも確認してください。

酸化していない100%の馬油を使用しても、肌荒れや湿疹、かゆみが出る場合は、肌に馬油が合わないのでしょう。これは単純に肌質などに合わないこともありますし、動物性の油脂のアレルギーの可能性もあります。馬油を使い始めてから何かおかしいなと思ったら、すぐに使用を中止するようにしましょう。

早めに使い切る

馬油を始めとする油は酸化しやすいです。特に不飽和脂肪酸の多い油は酸化に弱いです。未開封であれば冷暗所保存で1年は持つそうですが、開封してしまったのであれば、半年以内には使い切るようにしましょう。また、蓋はしっかりとしめ、直射日光の当たらないところで保管してください。

酸化した馬油は、においがきつくなります。そして酸化したものを使用すると、肌の炎症の原因となってしまうこともあります。古くなって使えなくなった馬油を捨てるのがもったいない場合は、革製品などのお手入れに使うことができますので、利用してみても良いでしょう。

1回の量は少しでOK

馬油は、指先に米一粒くらいの少量でも、十分に顔全体が保湿できるほどの効果があると言われています。塗りすぎても、べたついたりテカテカしたりするだけです。一回で使用する量は、ほんの少しで問題ないことを覚えておきましょう。一回の量が少ないのでコストパフォーマンスも高く、とても経済的です。

まとめ

馬油は火傷だけではなく、怪我やスキンケア、便秘にまで効果があり、実はとても万能な油なのだということがわかりました。天然成分で副作用がない分、幅広い年齢層の方が安心して使用することができます。馬油で改善できるかもしれない悩みをお持ちの方は、ぜひ試してみていただきたいです。

また、馬油にもさまざまな種類があります。クリームタイプにするかオイルタイプにするかは、好みもあります。ご自分の使いやすい方をしようすればよいでしょう。また、シャンプーやせっけんを試してみるのも良いでしょう。油を使うのは少し苦手な方でも、せっけんなどであれば使いやすいです。生活の中に少しずつ馬油を取り入れて、肌や髪質が改善されればよいですね。