せっかくニキビが治っても、凸凹のニキビ跡になってしまうとショックですよね。お肌のクレーターのせいで、憂鬱な気分になってふさぎこんでしまう方も多いようです。出来てしまったニキビ跡を改善する為の対策をまとめました。

クレーターとは?なぜ凸凹になるの?

ニキビ跡の種類

ニキビ跡にできる凸凹した皮膚の状態をクレーターと呼んでいますが、これには大きく分けて3つの種類があります。

【1.ローリングタイプ】幅は4ミリと幅広く丸くくりぬいたような形をしています。真皮の傷部分が広いためコンシーラーでも隠し切れず目立ってしまいます。

【2.アイスピックタイプ】幅は2ミリ以下ですが、深く真皮下まで皮下組織が炎症で傷がついている状態をいいます。

【3.ボックスタイプ】ローリングタイプの底が平らになったような形をしています。そのためとても目立つように思いますが、他のタイプと違い真皮まで傷が到達していない場合もあるため、後々目立たなくなると言われています。

ニキビ跡には色素沈着などの跡もありますが、このクレーター跡は一番の厄介者と言われています。

クレーターを作るメカニズム

ではクレーターはどのようにして作られるのでしょうか。順を追って見ていきましょう。

【1】毛穴の中にある皮脂腺から出た皮脂が溜まり、アクネ菌(ニキビの元になる菌)に感染し、ニキビができて炎症を起こします。

【2】ニキビを治そうとするために身体の免疫機能が働き、白血球などがアクネ菌と戦って膿が出ます。その際に異常なコラーゲンが作られ、瘢痕組織と呼ばれるものが出来ます。ニキビ以外でも傷口を治す時に瘢痕組織が出来ます。

【3】やがて傷の部分の組織を修復しようとする細胞と瘢痕組織によって皮膚が修復されますが、毛穴の形を残したまま瘢痕化するか、毛穴が大きく損傷を受けた状態で瘢痕化するかによってニキビ跡の形が決まります。前者→毛穴が開いて見えるニキビ跡、後者→へこんだ形のニキビ跡になります。

ニキビ跡ができやすい人とは?

ニキビ跡が出来る人もいれば、きれいに治って跡になりにくい人もいますよね。では、どんなタイプの人だとニキビ跡ができやすいのでしょうか?

ニキビ跡ができやすい人の特徴5つ

ニキビ跡ができやすい人には特徴があります。

1.ニキビが出来ると赤く炎症を起こしやすい人

2.皮膚に厚みがある人

↑1.2.ともに、コラーゲンを生成する能力が高いと同時に瘢痕化しやすく、皮膚表面に出やすいようです。

3.皮膚の新陳代謝が悪い人

↑新陳代謝が悪いと皮膚の生まれ変わりに影響します。

4.ニキビ菌に対するアレルギー反応がある人

↑アクネ菌に異常に反応し大量のコラーゲンを作り出します。

5.上記に加え、ニキビを自力で潰すクセがある人

↑炎症が大きい人ほど、自分で潰してしまうのは危険です。

クレーターは治らない?!

見て見ぬふりはNG

女性はもちろんのこと、最近は美意識の高い男性も増えていますよね。ニキビが出来てしまったら憂鬱になることでしょう。そのうえニキビ跡が残ってしまったなんて…鏡を見たくない!
ですが見て見ぬ振りをしても症状は進行していきます。クレーターが出来る前にきちんとケアをすることが大事です。
以下にいくつか注意点を挙げました。

1.なるべく夜更かしをしない
・睡眠は皮膚の新陳代謝に欠かせません。夜寝ている間に体の中の修復が行われます。

2.ミネラル、ビタミンをたっぷり摂る
・日常的にはもちろん大切ですが、ニキビが出来ている時はいつもより多めに摂ることをお勧めします。特にビタミンB群・C・E、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンなどはお肌を健やかに保ちます。

3.しっかりと肌を保湿する
・ニキビが出来て肌が脂っぽい時でも、化粧水などで必ず保湿をしましょう。クーラーや暖房で乾燥したらミストで水分を与えることも重要です。

4.ストレスを溜めないようにする
・ストレスは万病のもとです。ストレスを感じると血流が悪くなるので代謝も落ちてしまいます。

5.皮膚科に行く
・1つや2つのニキビなら様子をみて良いですが、だんだん広がったらなかなか治らない、何度も同じところに繰り返して出来るようなら早めに皮膚科に行きましょう。

クレーターを改善する方法

ここまでニキビ跡、クレーターの概要について書きましたが、皆さんが一番気になっているのはここからではないでしょうか。先述した通り、クレーターという凸凹の跡になってからはなかなか改善は難しいようですが、絶対に治らないという訳ではありません。
自宅で出来る改善方法やエステサロンなどでのケアの紹介をしていきます。

メイクでカモフラージュ

あまりニキビ跡が目立つ感じではない人や、いつものメイクで結構隠れるな…という人は、この方法でカモフラージュしてみましょう。ただし、ニキビの炎症がひどい時や化膿性のニキビが残っている人はできるだけ薄い方が好ましいです。
メイクをするとニキビが増えて気になるという人は、ノンコメドジェニッックの物やオーガニックのメイク用品がお勧めです。
※ノンコメドジェニック=コメド(角栓、ニキビの芯)が出来にくいように作られたもの
※オーガニック=化学薬品を使わず天然の材料で出来たもの

ピーリングを行う

ピーリングとは、天然由来の成分や化学薬品を用いて皮膚の古い角質を取り除くことです。皮のことを英語でピールと言い、皮を剥がす・剥くことをピーリングといいます。

皮膚科の処方せんがいらないもので市販で売られている商品は刺激が弱めのものです。ピーリングの種類としては、ピーリング石鹸、化粧水タイプ、クリームタイプなどがあります。

一番身近に出来るピーリングとしてホームピーリングがあります。以下に特徴を載せました。

【ホームピーリングの特徴と欠点】
◎費用が安く、エステなどに通う手間がかからない
◎クエン酸やヨーグルト(乳酸)など、自然界のもので出来るものがあるので肌に安全
◎慣れたら自分で施術を繰り返し出来る
◎セールスなどに惑わされずに済む
×専門的な知識がないので慣れるまでコツが掴みづらいことがある
×適切な分量を守らないと皮膚が赤く炎症を起こすこともある

ホームピーリングをする際は上記の点に留意して実践しましょう。

クレーターに効果的なピーリング方法

1.ホームピーリング

以下は簡単に家庭でできるピーリング方法です。月に2回行う事で古い角質が取れ、肌のゴワツキやクスミの改善が期待されます。

【クエン酸ピーリング】
準備するもの
・クエン酸 5g
・煮沸消毒したガラス瓶or清潔なポリ瓶(水分は必ず乾燥させておく)
・精製水 50ml

1.瓶にクエン酸と精製水を入れ、よくまぜてクエン酸を溶かす。
2.洗顔後の顔全体に塗布する。目の周りや皮膚が弱い所は避ける。
3.2~3分放置後、水洗して終了。

※作ったクエン酸水溶液は冷蔵庫で保管し、1カ月以内で使い切らずに残ってしまったものは破棄しましょう。
※顔につけてピリピリ刺激がある場合は精製水で少し薄めて使用して下さい。

【ヨーグルト(乳酸)ピーリング】
準備するもの
・市販のヨーグルトの上澄み液(乳清) 小さじ1~2

1.上澄み液をコットンに取り、顔を優しくなでるようにして古い角質をとる。
2.水洗して終了。

※ヨーグルトに入っている乳酸がピーリングの役割をします。

※ピーリング後は肌が乾燥しやすく、紫外線を吸収しやすい状態になります。たっぷりの保湿と必ず日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしましょう!

クエン酸、精製水は薬局やネットで購入できます。

2.専門家のもとでピーリング

ホームピーリングと同じく、天然由来のものや化学薬品によって皮を剥く施術です。自分でピーリングするのは難しい、という人はエステサロンで施術してもらいましょう。
最近は皮膚科で使用されている薬品も様々なものがあるようです。

【AHA(フルーツ酸)】フルーツから摂れるため、こう呼ばれています。クエン酸、リンゴ酸は聞いたこともありますよね。そのほかグリコール酸、乳酸、シトラス酸など。自然の物から出来る酸をもとに作られており、ピーリングの中で最もお肌にマイルドな作用で働きます。

【TCA(トリクロール酢酸)】フルーツ酸より少し強めの薬品で、こちらを使用するエステサロンは多いようです。

【フェノール】さらにしっかりとしたピーリングの薬品です。こちらの薬品はニキビ跡だけでなくシワの改善にも効果があるようです。

※いずれの場合も紫外線対策と保湿をしっかりと心がけましょう!

3.ピーリングとゴマージュの違い

ピーリングと似たようなもので「ゴマージュ」という方法があります。皮膚の角質を取るという点では同じことですが、酸や薬品を使用するピーリングとの違う点をまとめます。

【ゴマージュ施術】
・植物の種や天然の植物、ハーブを使用することが多い
・手指を使って顔の表面をなでるようにペーストを塗りながらマッサージする
・日常的な皮膚表面の垢や古い角質を取り除く
・凸凹の激しいニキビ跡の改善は難しい

薬剤を使わないので、ピーリングを迷う方は最初にこちらを試してはいかがでしょうか。

クレーターは皮膚科で治療するのも効果的

医療用レーザーを用いた治療について

ニキビ跡やクレーターの凸凹がひどい場合、皮膚科や美容皮膚科を受診するという手段もあります。
最初はピーリングを行い、それでも跡がなかなか改善しない場合は医療用レーザーを用いて治療することもあります。
以下にニキビ跡治療に使うレーザーの例を紹介します。

【フラクショナルCO2レーザー】
「若返りレーザー」とも呼ばれており、肌の再生を促すことを目的としています。レーザーで肌に無数の小さな穴を開け、皮膚表面に傷をつけます。肌表面の皮膚を入れ替えるイメージで新しい皮膚になります。軽いニキビ跡なら1度でも効果が目に見えますが、通常は1カ月おきに数回繰り返します。
施術後はEGF(成長因子、細胞を活性化させる)美容液などをつけて効果を増幅させたりします。

!レーザー治療は基本的に保険が効きません!
ニキビ跡の程度にもよりますが、両ほほで1回¥20000ぐらい~、5回コースで¥100,000前後~が相場のようです。
お安い値段とは言えませんので、皮膚科で診察時によく内容や費用の説明を受け、自分が納得してから決断しましょう!
また最近は¥4000ぐらい~初回お試し価格サービスの美容皮膚科もあるので利用すると良いでしょう。

効果の出方には個人差が大きく左右します。自分に合った施術法を見つけましょう。

まとめ

今回はニキビ跡・クレーターに悩んでいる人の疑問の解決策として記述しました。
以前は悩むだけで終わってしまっていた人も、今はネットでたくさんの情報を得ることができます。そのことを上手に生かして、自分自身の人生や家族・友人をハッピーなものに変えていきましょう!