普段口呼吸が癖になっていて、改善したいと思っている人も多いのではないでしょうか。この口呼吸には、鼻呼吸に比べてたくさんのデメリットがあるため、今すぐ鼻呼吸へと改善することに取り組みましょう!鼻呼吸のさまざまな健康効果から、簡単に鼻呼吸に改善する方法までを詳しくご紹介します。

鼻呼吸の体への健康効果とは?

普段自分が鼻呼吸か口呼吸であるかを意識している人は少ないことでしょう。しかし、この鼻呼吸と口呼吸では、体への健康効果や美容効果が格段に異なるため、もしも口呼吸をしている人である場合には、鼻呼吸に改善することをおすすめします!

今回は、この鼻呼吸によって得られる健康効果や美容効果、口呼吸から鼻呼吸へと改善する方法までを詳しくご紹介しています。普段の生活の中で少し意識を変えるだけで、簡単に口呼吸から鼻呼吸へと改善することが可能なので、現在口呼吸で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

鼻呼吸とはどんなもの?

鼻呼吸という呼吸の仕方をご存じでしょうか?人はつねに呼吸をしているために、自分が鼻呼吸であるか口呼吸であるかを、意識している人は少ないことでしょう。しかし、この鼻呼吸と口呼吸では、身体にかかる負担がまったく異なるのです!

鼻呼吸とは?

鼻呼吸は、鼻から空気を吸って肺に送り込む呼吸の仕方です。鼻には、空気中のほこりを取り除く浄化機能や、乾燥した空気を湿らせてのどや肺に刺激が少ない空気にする作用が備わっています。そのため、鼻呼吸には、ばい菌やアレルギーのもとなどを肺に吸い込まないように守ってくれる効果があります。

鼻呼吸と口呼吸との違いは?

鼻呼吸には、酸素を体内に多く取り入れることができるため、血行をよくする作用があることから、さまざまなメリットがあると言われています。それに対し、口呼吸は、ダニやほこりなどの有害物質をそのまま身体に取り込んでしまうような呼吸方法であるため、免疫力の低下やアレルギー症状などを引き起こすデメリットが多くあると言われています。

鼻呼吸ができない原因は?

本来人間は鼻呼吸が正しい呼吸方法であると言われていますが、現在ではこの鼻呼吸ができない人が多いと言われています。鼻呼吸ができない原因としてもっとも多いものは、慢性的な鼻づまりであると言われています。いつも鼻がつまっている状態であると、鼻呼吸をすることができないために、苦しくて口呼吸へと無意識のうちに切り替わってしまうからです。

鼻呼吸のさまざまな効果

鼻呼吸と口呼吸の違いや、鼻呼吸には口呼吸よりも多くのメリットがあるということがわかりました。それでは、この鼻呼吸には、具体的にはどのような効果があるのでしょうか?次からは、鼻呼吸をすることにより得られる効果についてを詳しく解説していきます。

1.体の免疫力向上

鼻呼吸には、体の免疫力を向上させる効果があります。鼻には「鼻腺毛」というものがあり、この鼻腺毛によって空気中のばい菌やアレルギー物質を取り除いたり、吸い込んだ空気の温度や湿度を調節する働きがあります。

そのため、このような作用があることにより、口呼吸よりもばい菌やアレルギー物質を取り込むリスクが低下したり、冷えた空気を直接体に取り込むことを防ぐことから、体の冷えを予防する効果があるのです。

2.口臭を改善する効果

口臭のおもな原因とは、ウイルスであると言われています。口呼吸の場合にはつねに口が開かれている状態であるため、口内が乾燥しウイルスの好む環境状態となって増殖し、口臭がきつくなってしまうと言われています。

一方、鼻呼吸の場合には、口を閉じた状態のまま呼吸をすることができるため、唾液がつねに一定の湿度を保てることから、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。さらに、鼻腺毛が口臭の原因となるウイルスの侵入を防いでくれるため、口臭を改善することへとつながります。

3.虫歯や歯周病予防効果

鼻呼吸は口内の唾液の蒸発を防ぎ、一定の湿度を保つことができるため、虫歯や歯周病を予防する効果もあると言われています。なぜなら、唾液には「リゾチーム」というウイルスを殺菌する成分が含まれているため、口内の唾液が一定に保たれている場合には、細菌やウイルスの繁殖を抑えることができるからです。

4.疲労を軽減する効果

鼻呼吸には、とくに脳の疲労を軽減する効果があります。口呼吸をしている人の場合には、呼吸が浅くなってしまうために、脳に酸素が十分に供給されず酸欠の状態になってしまうことがあると言われています。

これに対し、鼻呼吸の場合には、深い呼吸ができることから、脳に十分な酸素を供給することができ、その結果自律神経を整えて体全体をリラックスさせる効果にもつながります。

5.質の良い睡眠がとれる

鼻呼吸をすることにより、質の良い睡眠がとれるという効果もあります。鼻呼吸は、深い呼吸で睡眠に必要な酸素を多く取り入れることができるからです。口呼吸の場合には、寝ているときに舌が気道を閉めてしまうことも多く、いびきの原因となったり、睡眠時無呼吸症候群にもなりやすいと言われています。そのため、口呼吸から鼻呼吸に変えると、いびきの改善効果もあると言われています。

6.姿勢を改善する効果

鼻呼吸は、肺を大きく膨らませることにより、深い呼吸をする呼吸方法です。肺を大きく膨らませるには、背筋を大きく伸ばす必要があります。そのため、鼻呼吸をすることによって、猫背である人などは自然と姿勢が改善されると言われています。

7.顔の筋肉が鍛えられて顔つきが変わる

鼻呼吸に変えることにより、顔の筋肉も鍛えることができると言われています。鼻呼吸は、口を閉じたまま行うため、口周りの筋肉や顎周りの筋肉を鍛える効果があるからです。また、口呼吸の場合には、口を開閉して行う呼吸であることから「アデノイド顔貌」という顎が後退し口が尖ってしまう状態に変化してしまうことがあると言われています。

そのため、口呼吸から鼻呼吸に変わると、このアデノイド顔貌が改善されることから、顔つきが変わって見えるようになると言われています。

8.肌の状態が良くなる効果

鼻呼吸には、口の中の乾燥を防ぐ効果があるため、体内の水分の蒸発を防ぐ効果もあります。そのため、肌細胞の乾燥を防ぐことができるため、乾燥肌をうるおす効果があると言われています。このような効果により、肌免疫が向上しニキビや吹き出物を抑えることもできると言われています。

9.代謝を活性化する効果

鼻呼吸には、代謝を活性化する効果もあると言われています。鼻呼吸は、深い呼吸ができるため、十分な酸素量を全身に供給させることができるからです。そして、代謝が活性化されることにより、痩せやすい体へと整えることができるため、ダイエット効果も期待出来ると言われています。

意外と簡単?鼻呼吸に変える方法

このように、鼻呼吸にはたくさんの健康効果や美容効果があることがわかりました。現在口呼吸である人は、鼻呼吸に変えたいと思う人も多いことでしょう。次からは、口呼吸から鼻呼吸へと改善する方法をご紹介します。

鼻呼吸を意識する

口呼吸から鼻呼吸に矯正するためのコツとは、普段の生活の中で鼻呼吸を意識することであると言われています。とにかく、まずは起きている間中、鼻で呼吸することを意識することがポイントになります。

そのため、時間はかかりますが、毎日の生活の中で口呼吸をしていると気付いたときには、すぐに鼻呼吸を意識するように心がけると、次第に鼻呼吸へと改善されていきます。

口に水を含んで呼吸練習

口に水を含んで日常生活を行うというトレーニング方法もあります。口に水を含んでいれば、口呼吸をすることができないため、自然と鼻呼吸をするようになるからです。鼻呼吸を意識的に行うことができないという人は、この方法を試してみることをおすすめします。

腹式呼吸を意識する

腹式呼吸とは鼻呼吸が基本であるため、腹式呼吸を意識することにより自然と鼻呼吸へと改善することができます。腹式呼吸のやり方は、以下のようになります。

1.背筋を伸ばし、お腹の中の空気をすべて思い切り口から吐き出します。
2.その後、鼻から空気を多く吸い込んでお腹を膨らませ、その状態を10秒ほどキープします。
3.最後に口から息をゆっくりと吐き出します。

このような腹式呼吸を毎日意識的に行うことにより、自然に鼻呼吸へと習慣を改善することができます。

片鼻呼吸法を行うようにする

また、片鼻呼吸法という呼吸方法をすることによっても、鼻呼吸に改善することが可能です。片鼻呼吸法とは、片方ずつの鼻で呼吸をする方法で、ヨガの一種としても知られる呼吸法です。以下に、片鼻呼吸法のやり方を解説します。

1.姿勢を楽にしてまっすぐに座り、片方の鼻の穴を指で塞ぎます。
2.塞がっていない鼻の穴から息を吸い込み、その状態を10秒間キープします。
3.その後、反対側も同様に行います。

このような片鼻呼吸法を毎日繰り返して行うと、鼻呼吸に改善することができると言われています。

鼻を温めて呼吸する

鼻を温めると、鼻が通りやすくなるため鼻呼吸がしやすくなります。鼻を温める方法としては、温めたタオルを鼻の上に乗せるだけなのでとても簡単な方法です。ただし、タオルを熱くしすぎるとやけどするおそれもあるため、注意するようにしましょう。

口の筋力をつける

口が開きやすいという人は、口の筋力が低下している可能性があります。そのため、口呼吸から鼻呼吸に切り替えるためには、まずは口の筋力を鍛える必要があります。口の筋力を鍛える方法に、「あいうべ体操」というものがあります。

あいうべ体操のやり方はとても簡単で、その文字通りに「あいうべ」とそれぞれの言葉を声に出して発声するトレーニング方法です。「あー」「いー」「うー」と大きく口を動かして発声し、最後の「べー」では舌を大きく出すようにしましょう。

このようなあいうべ体操を1日10回ほど行うことにより、舌や頬、口の筋肉を鍛えて、口を閉じやすくすることができます。

ガムを噛みながら呼吸する

あいうべ体操のようなトレーニングが面倒であるという人の場合には、ガムを噛むだけでも口周りの筋力アップの効果を期待することができます。また、ガムを噛んでいることによって、口では呼吸ができないことから、自然と鼻呼吸にすることができます。

低い枕で寝るようにする

また、寝ている間に口呼吸をしていることから、普段も口呼吸が癖になってしまっている人も多いです。そのため、このような人の場合には、寝ている間の口呼吸をまずは改善することが必要になります。寝ている間の口呼吸防止には、「低い枕」が有効であると言われています。

なぜなら、高い枕を使用している人は、気道を圧迫されてしてしまうことから、口呼吸になってしまうことが多いからです。そのため、枕が高いという人は、低めの枕に変えるようにしましょう。枕の最適な高さは、横向きで寝たときに息苦しくない程度が目安であると言われています。

マスクをつけて就寝

他にも、睡眠中の口呼吸防止には、マスクが有効であると言われています。通常のマスクをして寝るだけの方法であるためとても簡単な方法ですが、一つだけ注意点があります。それは、普通にマスクをするのではなく、口の部分だけにマスクを着用することが重要なポイントになります。

口の部分だけにマスクを着用することにより、口呼吸がしにくくなるため、自然と空いている鼻呼吸に変えることができるからです。

また、このような睡眠時の口呼吸を防止するための専用のマスクも販売されています。「レブナ」という商品で、スポーツクラブのオアシスが監修しているもので、鼻呼吸のためのマスク型のトレーニングギアになります。きちんとした鼻呼吸を身に付けたいという人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

慢性的な疾患の治療

もともと口呼吸の原因は、鼻炎や花粉症などアレルギー性鼻炎の慢性的な疾患である場合が多いと言われています。そのため、もしも口呼吸の原因がこのようなアレルギー性鼻炎などである場合には、口呼吸を根本的に治すためには、まずは慢性的な疾患の治療が必要になります。

このような慢性的な疾患を治すためには、きちんと専門の機関を受診するようにしましょう。そして、医師と相談し、適切な方法で治療を進めることをおすすめします。

鼻呼吸専用グッズを使用する

口呼吸を改善するためには、鼻呼吸専用のグッズを使用する方法もあります。価格もとても安く効果が高いものが多いので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。このような鼻呼吸専用グッズとして一般的なものは、鼻呼吸テープになります。

鼻呼吸テープとは、寝ている間に口呼吸を防止するために、専用のテープを貼るという方法です。とても単純な方法ですが、効果が高いので、寝ている間の口呼吸を改善したい人にはおすすめの商品です。鼻呼吸テープは、薬局や通販、ネット通販などで簡単に購入することができます。

また、子供の頃におしゃぶりを活用していたという人も多いことでしょう。じつは、おしゃぶりとは、鼻呼吸をするためのトレーニンググッズであると言われています。

そのため、もしも赤ちゃんがいる人の場合には、大人になってから口呼吸にならないためにも、幼児期におしゃぶりを与えて鼻呼吸のトレーニングをさせるようにしましょう。

鼻腔拡張テープ

口に貼るタイプのテープ以外に、鼻腔を広げる効果のある鼻腔拡張テープも販売されています。もしも、アレルギー性鼻炎などで、つねに鼻がつまっていることから口呼吸になってしまうという人の場合には、鼻呼吸テープで口を閉じてしまうと、呼吸ができなくなるおそれがあるので注意するようにしましょう。

鼻づまりが原因で口呼吸になってしまう人の場合には、鼻呼吸に改善するためにまずはこのような鼻腔拡張テープにて鼻腔を広げて呼吸をしやすくする必要があります。そして、口呼吸をしないように合わせて鼻呼吸テープも併用すると良いでしょう。

このような鼻腔拡張テープも、薬局や通販、ネット通販で簡単に購入することができるので、いつも鼻づまりがひどくて寝苦しいという人の場合には、一度試してみることをおすすめします。

鼻呼吸に変えれば、健康効果がたくさん!

鼻呼吸をすることにより、得られる健康効果や美容効果などについてを詳しく解説してきました。そもそも基本的に人間は鼻呼吸が正しい呼吸方法になります。そのため、口呼吸を行っている人の場合には、免疫力が低下したり、代謝が下がる、口臭がきつかったり虫歯が増えるなどの、さまざまな健康被害を引き起こすおそれがあります。

このようなことから、もしも現在口呼吸であるという人の場合には、鼻呼吸に改善する必要があるでしょう。口呼吸から鼻呼吸に改善する方法は、日常的に簡単に行えるものがほとんどです。そのため、ちょっとした工夫と意識で口呼吸から鼻呼吸に改善することが可能です。

ただし、口呼吸の原因がアレルギー性鼻炎などの慢性的な疾患である場合には、まずは疾患を治療することが鼻呼吸に改善するためには重要であると言えるでしょう。