みなさん、「桑の葉」にはどんなイメージがありますか?筆者はお蚕さんがむしゃむしゃと這っている葉っぱで、おばあちゃん達がお茶を飲んでいたというイメージです。日本の産業歴史では、欠かすことの出来ない養蚕に無くてはならない植物であり、近年はその高い健康効果が注目されています。健康にも美容にも良い成分がたくさんの、新注目のスーパーフード「桑の葉」について徹底解剖いたします!

話題の「桑の葉」を紹介

桑は英語では「Mulberry」、学名は「Morusalba」という名がつけられ、中国を原産とする物や日本が原産となるものなど、たくさんの種類がありますが基本は3種ほどが原種になるものが主に日本では見られる桑の木です。赤黒い実や白い実がなり、その実は甘く食すことができます。

日本でも、古くから蚕の飼料として栽培がされており、その葉はお茶として飲用する事もでき、古来よりとても大切にされていた作物です。

中国で最も古いといわれる薬草などについて書かれた本、「神農本草経」にも桑の葉を日陰干ししていただく方法が記されているほど、薬草としても歴史のあるもので、漢方薬で有名な桑白皮は桑の根の皮を乾燥させたもので、咳を鎮めるのに良いとされ、実や枝もすべて薬草として効果があると言われています。

日本でも昔から桑の葉を日陰干ししてお茶として飲むという同じ方法で、日常的に楽しまれる地域もありました。特に養蚕地として有名な群馬県をはじめとする北関東や、南東北、甲信地方、南九州、京都府、東京都八王子市などでは、土地に根付いた飲み物して親しまれてきたようです。

最も手軽でポピュラーなのは、桑の葉を使ったお茶や、青汁の原料として使うことです。今回は、桑の葉の健康に対する効果や効能、さらに効果的な飲み方やおすすめ商品まで紹介いたします。

桑の葉の有効成分5つ

DNJ(1-デオキシノジリマイシン)

桑の葉の有効成分として、まず紹介したいのが、「1-デオキシノジリマイシン」です。糖質の吸収を抑える働きがあり、血糖値をコントロールすることに優れているため、血糖値の急激な上昇や下降をコントロールしてくれます。

通常、食事から摂取した糖質は小腸の内壁にいる分解酵素のひとつ、αグルコシダーゼによって小さい分子のぶどう糖に分解され、吸収されやすい形になってから吸収され、血流に入り血糖値を上昇させます。

しかし、1‐デオキシノジリマイシンがこのぶどう糖とよく似ていることで糖質の代わりにαグルコシダーゼと結びつき、糖質の分解を阻害することで、糖の分解、吸収が穏やかになるということが認められています。そしてその分解されずに大腸に移動した糖は大腸の細菌で分解され、その刺激で腸の排泄作用も促されやすくなる働きも起きるようです。

そのため、糖尿病の対策やダイエットにも注目されている成分です。この成分は、製品によっては「DNJ」と表記される場合もありますが、この「DNJ」というのは、トヨタマ健康食品が商標登録している、桑の葉の「1-デオキシノジリマイシン」とその他の有用成分の総称です。

桑の葉の効能としては、「DNJ」の表記も「1-デオキシノジリマイシン」の表記も、ほぼ同じと考えられます。

ビタミン・ミネラル

桑の葉には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEのビタミン群と、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも含まれています。それぞれの効果は以下の通りです。

・ビタミンA
別名「β-カロテン」とも呼ばれ、皮膚の発育を促し、粘膜を強くする働きや、活性酸素を除去する働きから、老化防止や免疫力を高める成分として注目されています。

・ビタミンB1
摂取した糖質をエネルギーに変えるのに欠かせない成分です。さらに、脳に栄養を送り、脳や筋肉を正常に働かせる役割も担っています。

・ビタミンB2
「発育のビタミン」とも呼ばれ、皮膚、髪、爪などの細胞の再生や、成長ホルモンの合成をサポートします。脂質をエネルギーに変えるためにも欠かせない成分です。

・ビタミンC
抗酸化、抗炎症力が強く、体内の活性酸素から体内の細胞を守る働きをします。コラーゲン生成にも欠かせない成分であり、美肌効果も高いことでも知られています。

・ビタミンE
強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や血中の悪玉コレステロールの酸化を抑制してくれ、体内を老化から守ってくれる重要な栄養素です。血液サラサラ効果や、女性ホルモンの分泌を正常化する働きもあるといわれています。

・亜鉛
体内の細胞分裂に大きく関わり、代謝を促進するためには、なくてはならない栄養素です。抗酸化、アルコール分解、たんぱく質合成、免疫活性化などに効果を発揮します。

・鉄
体内の隅々まで必要な酸素を血液に乗って運ばせ、重要な赤血球の色素成分である、ヘモグロビンの材料となる栄養素です。

・マグネシウム
約300種類もの酵素の働きをサポートする重要な栄養素で、体内の特に骨に多く含まれている成分です。

・カルシウム
骨や歯などの硬組織を形成するために欠かせない成分で、それ以外には血液の凝固作用、内分泌腺の正常化、心筋収縮力を増やすためにも大切な栄養素です。

桑の葉には、ビタミンAはほうれん草の10倍、ビタミンB1はケールの約2倍、ビタミンEは約10倍、カルシウムが小松菜の1.5倍、鉄は15倍も含まれているそうです。

食物繊維

食物繊維は、消化されずに大腸まで届く成分で、便のかさ増しによって、腸内ビフィズス菌や乳酸菌の割合を増やし、便秘を解消させる効果があります。それにより、腸内の発癌物質の生成を抑える効果があるといわれています。

さらに、コレステロールから作られる胆汁酸の排出を促進し、血中コレステロールを下げる働きや、食後の血糖値の上昇を緩やかにする働きがあるといわれています。桑の葉は、ケールに比べて食物繊維の含有量が約4倍という点は驚きです。

ギャバ

別名「γ-アミノ酪酸」と呼ばれ、神経伝達をするアミノ酸の一種です。血管の緊張を抑えて血流を整え、酸素の供給を良くすることで、脳の細胞の活性にも役立つと言われ、血圧を下げたり、中性脂肪の抑制や、神経を安定させる効果があるといわれています。

特に「抗ストレス」作用が強く、興奮した神経を落ち着かせ、ドーパミンの抑制効果が高い注目を集める成分です。桑の葉には、ケールの約6倍のギャバが含まれているといわれています。

ルチン

ルチンは、高い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。ビタミンCの吸収を助け、皮膚や血管を健康に保ち老化を防止する効果があり、心臓疾患や動脈硬化、高血圧や血糖値の回復作用があり、糖尿病予防にも効果的といわれています。

桑の葉の5つの効能・効果

便秘改善

桑の葉には、食物繊維が豊富に含まれているため、便秘の解消に効果があります。さらに、桑の葉に含まれる「1-デオキシノジリマイシン」の働きによって、小腸で吸収されなかったブドウ糖が、大腸細菌により排せつ物を出口へ押し出す力が高まるため、便秘が解消されるといわれています。

先述で、乳酸菌が増えると紹介しましたが、それは以上の働きにより、大腸が酸性となることによるもので、整腸作用がアップするからだといわれています。

ダイエット

先述の通り、1-デオキシノジリマイシンの働きで、糖質の吸収を抑える働きがあるため、その血糖値コントロールによって、ダイエットにも効果的です。さらに、桑の葉に含まれる食物繊維やフラボノイド類は、中性脂肪やコレステロール値を下げて、活性酸素による酸化を防ぐ働きがあります。

そして、ギャバ(γ-アミノ酪酸)の働きで、成長ホルモンの分泌が促進され、脂肪分解酵素を活発化し、自律神経も整えてくれます。これらの効果の相互作用によって、ダイエットやメタボリックシンドロームの対策に効果的といわれています。

肝・腎機能改善

アルコールを摂取すると、肝臓や腎臓に負担がかかりますが、桑の葉に含まれるフラボノイドや亜鉛は、アルコールを分解したり吸収を抑制する働きがあります。さらに、適度に含まれるカリウムが、利尿作用を高め、体全体の代謝をアップさせる働きがあります。

さらに、血圧をコントロールする働きを担う腎臓機能が低下することで、塩分と水分のバランスが保てずに、高血圧になるなどの影響が出てしまいます。この負の流れを変えてくれるのが、ギャバやルチンなどです。

血糖値のコントロールや、活性酸素の除去力が高く、血管の健康効果も見込まれる桑の葉には、体の代謝を担っている肝臓や腎臓の、機能回復にも効果的ともいわれています。

糖尿病の予防・改善

桑の葉の効能として、欠かせないのが糖尿病の予防と改善です。桑の葉は、緑色植物の中で血糖降下作用が一番優れているといわれています。

先述の通り「DNJ(TM)」と呼ばれる「1-デオキシノジリマイシン」とその他の有効成分は、糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を防ぐことで、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが出来ます。それにより、糖尿病へのリスクが減ります。

さらに、インスリン分泌を増やしてくれる働きにより、糖尿病の改善にも効果が期待されています。さらに、亜鉛やルチンなど、血管を健康に保つ栄養素や、ビタミンB群などのエネルギー代謝に欠かせない栄養素の働きも糖尿病予防・改善を大きくサポートしてくれています。

高血圧の予防

高血圧は、血液の流れが悪くなると、心臓がより多くの血液を運び出そうとする圧を、上げることによって起こります。血管を綺麗にサラサラに保つこと、血栓などの予防をすることで改善されます。

「1-デオキシノジリマイシン」による血糖値のコントロールは、高血圧予防にも効果を発揮します。脳細胞の代謝機能を上げるギャバや、抗酸化作用のある様々な有用成分が作用して、高血圧を予防してくれます。

桑の葉の副作用

お腹がはる

桑の葉は、漢方では中薬というものに分類される薬草です。中薬とは、副作用が少なく病気を治す効果が、ある程度認められることを指していて、桑の葉には特に副作用はないといわれており、実際に副作用に関しての健康被害などの報告はなされていません。

ですが、ごくまれにお腹がはっているような感覚を覚える場合もあります。妊娠中の方などは、お腹の張りは重要な体調の変化となり、授乳中の方に対しても現在はまだ副作用の有無が確認されていないということですので、この時期は念のため飲用をやめておいたほうが良いでしょう。

また、普段から常用の薬がある、糖尿病など定期的に医師にかかっているという方は継続的に飲用する前に医師に確認を取るようになさってください。

桑の葉の飲み方

食前15分から食中に飲む

桑の葉の有効成分を発揮させるためには、食前15分から食中に飲むことが大切です。主に、血糖値の上昇を防ぐ役割を持つため、「DNJ」の働きを最大限に生かすには、食前に摂取してブドウ糖より先にαグルコシダーゼと結びついておくことが大切なのです。

それにより、糖質の吸収を穏やかにしたり、エネルギー代謝が上がったり、様々な効能がしっかりと発揮されるので、食後に飲むことはおすすめしません。さらに、食事のあまりにも前だと、効果が減ってしまいますので注意してください。

桑青汁の飲み方

桑の葉を使っている青汁は、たくさんの種類が出ていますが、パウダー状で溶かして飲むものがほとんどです。桑の葉の摂取量は明確なものがないので、その製品の1日の摂取量を目安として飲むことで、効果は発揮されると思われます。

お茶であっても青汁であっても、定期的に長期間飲み続けることで効果が出るため、味や、値段、一回分の量などを比較して、毎日飲み続けられるものを選ぶことがおすすめです。

通販で購入 おすすめ桑の葉

DHC桑の葉エキス

DHCからは、桑の葉のエキスが配合された、サプリメントが発売されています。桑の葉の糖質に働きかける作用に注目し、同時に血糖値の上昇を抑える働きや、コレステロールのコントロールに効果的といわれる苦瓜エキスを配合することで、より糖質の摂取が気になる方に理想的な配合になっています。その他、DHAやEPAなどの生活習慣病予防に働く成分もプラスしています。

毎食前に分けて、1日3回飲むのが効果的です。約1カ月30日分で1,000円以下という、リーズナブルな価格設定はとても魅力的です。

「DHC桑の葉エキス」に関する口コミ
・「血糖値コントロールが必要だけど、たまにはめを外したいときに甘いものを食べる前などに飲んでいて、そんなときには効果を発揮してくれる!」
・「適度な運動と、桑の葉エキスのサプリを食前に服用して、糖尿病の症状が落ち着いてきた」

桑の葉若葉粉末青汁100%

丁寧に水洗いした桑の葉を滅菌処理し、乾燥粉末にしています。桑の葉の若葉を100%使用しているので味も飲みやすく美味しい青汁で、水や牛乳に溶かすだけで手軽にカルシウムや亜鉛、たんぱく質や食物繊維などが健康的に取ることができます。

付属のスプーンで分量も量りやすく、100mlの水か牛乳に2杯程度(約1.0~1.5g)を溶かすだけでOKです。1日に2杯程度が適量で、1日分が約3gなので、100gが一箱で約1カ月程度飲める計算となります。通常の参考価格は1,600円程度なので、コスパも最高です。

「桑の葉若葉粉末青汁100%」の口コミ
・「飲み始めてから、血糖値や血圧が下がった」
・「飲み始めてから、数値に明確な変化が現れた」
・「味にくせが少なく、お茶のような味わいで飲みやすいから続けられそう」

神仙桑抹茶ゴールド

桑の葉だけでなく、緑茶やシモンを粉末にして加えています。健康効果はもちろん美容効果も高まる処方となっています。さらに、緑茶が配合されていることで、青汁特有のくせは、ほとんどないとの声が多数です。食前においしくお茶のように飲める青汁です。

1包3gで、使いやすいのが特徴です。60包入っているので、毎日朝晩2回の飲用で一箱は約1カ月分ということになります。少々お値段はお高めですが、桑の葉以外も原料として高配合されているため、欲張りな方におすすめです。

「神仙桑抹茶ゴールド」の口コミ
・「他の青汁製品に比べて、格段に飲みやすいので続けることが出来る」
・「便秘が解消された」
・「太りにくくなった」

桑の葉美人 青汁

桑の葉の効能だけでなく、さらなる美容成分が一度に摂れてしまう粉末状青汁です。有機栽培の国産桑の葉を使用し、元々の桑の葉の健康効果、美白成分だけでなく、プラセンタエキス、大豆イソフラボン、カテキンなども配合され、さらなる美を追求した一石二鳥の青汁です。

3gずつのスティックタイプで飲みやすく、50杯分が一箱になっています。桑の葉の他にも、これだけこだわりの美容成分も配合されているので、約1か月分がこの価格はリーズナブルといえるでしょう。

「桑の葉美人 青汁」の口コミ
・「かなり便秘が改善された」
・「日焼けや脂肪が気になる夏の時期に重宝する」
・「何回もリピートしています。体調やお肌の調子を保てる」

まとめ

お蚕さんがくっついているだけのイメージの「桑の葉」には、こんなにも有効な成分がたくさん含まれていたんです。現代人の多くが抱える糖尿病などの生活習慣病のリスクを減らし、さらに改善までしてくれます。

「桑の葉」に含まれる豊富なビタミン類、ミネラル類、食物繊維は健康にも、内側からの美容にもとても良いのです。特殊な成分である「DNJ(1-デオキシノジリマイシン)」は、糖尿病の予防改善だけでなく、ダイエットの手助けまでしてくれます。

健康的にダイエットしたい人、血糖値や血圧を注意しなければいけない人、健康も美容も手軽に簡単にケアしたい人には、とてもおすすめなスーパーフードです。スーパーや通販などでも手に入りやすいので、気になる方はチェックしてみてください。

食前に、桑の葉茶や桑の葉を使った青汁を取り入れて、いつまでも健康な体と、キレイを保ち続けましょう!