日焼け後のアフターケアは、意外と手抜きしている人が多いのです。間違った方法をしてしまうと、余計悪化してしまうかもしれません。出来てしまった日焼けをケアする4つの方法と、赤みのある日焼けの対処法、そして、日焼け直後にやってはいけない禁止行為を紹介します。

日焼け=火傷!なぜアフターケアが大事?

熱を逃がす為!

日焼けした肌は、まさに火傷と一緒です。軽度の火傷ですが、それでも火傷は火傷!皮膚に熱を持った状態ですから、その熱で、体内の大事な水分が蒸発してしまいます。そのまま放置してしまうと乾燥肌になります。

乾燥した肌は、外部からのダメージを受けやすくなるので、炎症が起こりやすく、益々熱が出やすくなります。日焼けで熱を持つ理由は、表面にサンバーンという症状を引き起こす紫外線UVBが原因で、浴びれば浴びるほど、その症状は酷く、熱をこもりやすくさせるので注意が必要ですね。

アフターケアをすることで、皮膚にこもった熱を取り除き、炎症を起こしている肌を落ち着かせる働きがあります。何のケアもしない状態では、熱はそのまま残ったまま、炎症は広がり、軽度火傷が広がる恐れがあります。そう考えると怖いですね。

ヒリヒリの痛みを取る為!

火傷の状態を想像してみてください!皮膚は熱を持ち、表皮は裂けて、見た目的にも酷いですよね?日焼けは軽度の火傷ですから、まさにこの状態になってしまうのです。放置すればするほど、乾燥は進み、皮膚細胞内の水分は蒸発して、細胞と細胞を繋ぐことが出来ずに、亀裂が出来てしまう、それがヒリヒリ痛みを引き起こしているわけです。

ヒリヒリ・痛みの状態は、人によって違いはありますが、大体6時間~24時間程続くと言われています。痛みが一日ずっと続いていると言うのは、結構辛いものがあります。敏感肌の人であれば、痛みが引くまでもっと時間がかかるでしょう。そして、痛みも増すことに。

紫外線によって破壊された皮膚細胞は、回復が難しく、1週間以上も痛みが続く人もいますから、生活にも支障が出てしまいます。アフターケアすることで、少しでも回復を早めることは、普通の生活習慣に戻す為にも大事になります。

肌が老化するのを防ぐ為

強い紫外線は、真皮層にあるコラーゲンまでも破壊する力があり、コラーゲンは言うまでもなく、美肌を作る大切な成分ですから、肌の老化を進めてしまうのです。UVAと言う紫外線A波は、この皮下細胞にまで到達する紫外線なので、肌のハリを支えるコラーゲンを破壊することで、結果「しわ」や「たるみ」が出来てしまうのです。

紫外線UVBは、波長が短い為、肌表面にまでしか届きません。でも、肌表面に炎症を与え、メラニン色素を多く発生させるので、シミ・そばかすの原因になりますから、これも厄介な存在ですね。この2つの紫外線波長が、日焼けによって、ダブルダメージを肌に与えるのですから、軽い火傷状態になってしまうと言うのは、納得できます。

シミやそばかす、しわ、たるみは、すぐに現れるわけではなく、何年も歳月をかけて、表面化してきます。10代の頃に、海やプール等で思いっきり肌を焼いていたと言う人は、30歳を過ぎた頃から、皮膚内部に蓄積していたメラニン色素が一気に現れ、シミやしわを作り出してしまうのです。そうならないためにも日焼けした後は、適度なアフターケアが必要です。

日焼けを治す4つのアフターケア

1.日焼け後はとにかく冷やす

日焼けした肌は、早めのアフターケアが必要になってきます。主な対処と言えば、冷やすこと!皮膚に熱を持っている状態ですから、放熱する為にも、冷やすことが先決です。直接水をかける方法もありますが、広範囲日焼けしている為、タオルを使いましょう!

冷たく濡らしたタオルを日焼けした肌に当てるだけ。出来るだけ冷やした方がいいと、保冷材を使う人もいますが注意が必要です。なぜなら、冷やし過ぎてしまうのも、逆に低温火傷になってしまうからです。直接保冷材が肌に当たらないように、タオルで包んで肌に当ててください。

全身日焼けした時は、ヒリヒリ痛みが消えるまで、冷たいシャワーや水風呂に入った方が効率がいいかもしれません。でも、長時間浸かっていると、体自身が冷えてしまうので、気を付けてください。

2.症状別の保湿とカバー方法

しっかりと肌を冷やした後は、保湿ケアで乾燥した肌に潤いを与えます。冷やすことで、ある程度ヒリヒリ痛み等が治まってくるのですが、だからと言って、そのまま放置してしまうと、再度炎症が起こるので、保湿ケアは忘れないでください。

表皮は、元々皮膚が薄い構造なのに、日焼けで炎症を起こすことで、乾燥しやすく、痛みが出やすくなるので、保湿ケアはこまめに行うこと。軽い火傷であれば、たっぷりの化粧水で十分なのですが、痛みが酷い場合は、化粧水の成分によって余計痛くなることもあるので、その時は使用を止めてください。

保湿成分が配合された軟膏を使う場合、購入した薬局等で、相談してから使った方がいいです。配合されている軟膏の中には、ステロイドが入っているものもあり、抗炎症作用等が高い反面、副作用もありますから、勝手な判断で使ってしまうと、日焼けダメージが益々酷い状態に。薬剤師さんに相談してから使うことをお勧めします。

3.こまめに水分補給をする

日焼けと言うと、肌のダメージですから、冷やす・保湿等、外からのケアだけでいい!と思ってしまいがちですが、それだけでは、徹底した日焼け対策にはなりません。実は体内からのケアも大事な要素なのです。

日焼けした肌のダメージ緩和に、化粧水等を使いますが、実はあまりスムーズに浸透してくれないのです。なぜって、それは、ダメージを受けた肌が敏感になっているから。なかなか浸透しなければ、せっかくの美容成分配合の化粧水も意味が無くなってしまいます。そこで大事なのが、体内からの保湿ケアです。

水分を定期的に摂ることも忘れないでください。人の体は60%が水分で出来ていますので、日焼けで乾燥した肌になると、水分不足の状態に陥ります。回復力も低下しますので、水分補給をこまめに行っていきましょう。勿論、肌への水分補給も大事なので、化粧水ケアも同時に行ってください。

4.早寝が赤くなった日焼けを消す!?

「早寝早起きは、三文の得」と言う昔からのことわざがありますが、はっきりとした断定は出来ないものの、確かに美容・健康には効果がありそうですね。実は日焼けにも効果があると言う噂も多く、特に赤みを帯びた日焼けを消す効果が高いとか。

日焼けした肌の状態は人それぞれで、真っ黒になる人もいれば、赤くなって湿疹が出てしまう人もいます。赤みが出てしまう原因は、火傷しているからです。炎症を起こした状態なので、まずは冷やすことが先決ですが、その後、保湿ケアをして早めに寝ること。え?なぜ寝ることが良いのでしょう?

「午後10時から午前2時は美容ゴールデンタイム」と言われています。睡眠は、美容効果を上げる為には大切な休息時間ですから、この時間帯にしっかりと睡眠を取っていることが、肌にとっては、効率的に日焼けケアが出来ると言うことになります。赤みを帯びて炎症を起こしている肌も、早くに寝ることで、翌朝には、だいぶ炎症が治まり、赤みも引いていることでしょう。

赤くて痛い日焼けに良い対処法-2つ

1.日焼けしたらまずは冷やす!酷ければ病院へ!

日焼けしたら、とにかく冷やす!これが日焼けケアの鉄則です。冷やし方は、その場に応じたケアの仕方が適していますが、水道が近くにあれば、直接皮膚を冷やすと良いですし、タオルに冷水を浸して、肌に当てる方法もあるでしょう。どちらにしても、とにかく日焼けしたと感じたら、すぐに冷やすことを心がけてください。

でも、あまりに酷い日焼けの場合、ヒリヒリや熱が取れない事もあるかもしれません。そういった時は、迷わず、病院で受診してください。専門は皮膚科が良いでしょう。特に水ぶくれが起きている状態は、かなりの火傷状態ですから、自己ケアではかえって悪化してしまいます。自分で潰すことが無いように、早めに病院で治療を受けてください。

状態によっては、点滴治療が必要となり、入院する事もありますので、入院の準備をしてから、診察を受けると良いかもしれません。主に処方される薬は、ワセリンで、比較的症状が軽い場合は、キンダベート軟膏やロコイド軟膏、症状が重い場合は、リンデロン-VG軟膏、プロパデルム軟膏等が処方されます。医師の指示の元、正しく使うことで、早くに回復しますから、自己ケアではなく、病院を受診しましょう。

2.軟膏で保湿&カバー

日焼けケアには、保湿する為に、アフターケアとして、軟膏を使うことが多いでしょう。軟膏と言っても、今は色んな種類があり、どれが自分に合っているのか分からない、と言う人も意外と多いもの。日焼けケアに適した軟膏はどんな種類があるのでしょうか。

軟膏には、ステロイド薬と非ステロイド薬があり、前者は、炎症や痛みが酷い時に、皮膚科にて処方されます。後者は、割と痛みや炎症が軽い状態で処方される薬で、市販薬でも含まれているので、病院に行かずに購入することは出来ます。

また、アロエには抗炎症効果があるので、アフターローションとして使われていることも多く、保湿ケアに優れています。でも、十分保湿は出来るものの、蒸発しやすいので、絶大な効果は望めません。そこで、化粧水の後に、軟膏を使うことで、化粧水の蒸発を防ぐパックの役割と、軟膏自体の保湿効果によって、ダブルパワーが生まれるのです。

ただし、ステロイド系は、免疫力を低下させてしまうリスクもあるので、使う時は、医師や薬剤師に相談してから使用するようにしてください。そして、軟膏は、ずっと使い続けることは避けて、出来るだけニベア等で代用することをお勧めします。

日焼け直後の1週間してはいけないコト-4つ

1.皮を無理に剥がない

日焼けを経験した事があると言う人は、分かると思いますが、ヒリヒリの後に、皮が剥けてしまうこと、これって本当に見た目的にも、あまりいいものではありません。特に顔に出来てしまうと、女性ならば、すごく嫌なもの!何とかしようと出来る対処法って、皮を剥ぐこと!?いいえ、それはいけません!

ボロボロになって、今にも剥がれそうだから、剥いでしまおうというその気持ちは分かりますが、ここはぐっと我慢して、そのままの状態をキープします。無意識のうちに剥いでしまうこともありますが、ボロボロ皮が剥げてしまうのは、水分が満たされていないから、乾燥している状態なのです。

どうしても気になると言う場合は、軟膏やローションで、しっかりと保湿してあげることです。そうすると、肌がしっとりと落ち着いてきて、ボロボロ皮も目立たなくなるので、剥ぎたいと言う衝動も抑えられるでしょう。無理に剥いで、悪化させないようにしましょう。

2.日焼けを繰り返さない

今では、美白ブームになりましたが、ちょっと前まで、「ガングロ」と呼ばれる少女たちが話題になりましたよ。とにかく肌をまっ黒く焼くことがモテる要素とばかりに。でも、それは逆に肌をどんどん痛めている事になるのです。一度日焼けした肌は、かなりダメージを受けていて、ちょっとした紫外線にもすぐに反応してしまいます。

日傘、帽子、長ズボンに長袖と言った対策が必要ですが、それだけでは、完璧ではなく、+日焼け止めクリーム等が必要でしょう。肌を長時間出さないといけないような場合等は、日焼け止めは必ず使うようにしてください。

ただし、日焼け止めは石鹸で、簡単に落ちるようなタイプを選ぶこと。なかなか落ちないようなタイプでは、クレンジング剤が必要になり、肌を痛める原因になりますから、既にダメージを受けている肌には労りの気持ちで、優しいタイプの日焼け止めを使うようにしてください。

3.洗浄剤を使うのはNG

日焼けしても、顔は毎日洗うでしょう。顔だけでなく、お風呂に入れば体も洗います。その時、使う洗剤はどんな物を使っていますか?実は日焼けした後は、洗剤はNGなのです。顔も体もぬるま湯でOKです。洗剤は使ってはいけません。

洗剤は、汚れが落ちるように、洗浄力を高めに配合されている事も多く、この洗浄力が、肌への負担を加速させます。元々日焼けで肌はダメージを受けている状態、ヒリヒリ等、痛みがある場合は、ちょっとした刺激でも炎症を起こし、悪化します。症状にもよりますが、痛みが引いたからと言ってすぐに使うのではなく、1週間ぐらいはぬるま湯だけで洗うようにしてください。

ただし、日焼け止めクリームは、肌への負担もあるので、洗い流さないといけませんね。その時は、合成界面活性剤が入っていない洗剤を使うようにしてください。

4.直後に美白化粧品を使わない

日焼けした後は、どうしても、シミが気になってしまうもの。その為、直後に美白化粧品を使ってしまいがちなのですが、これは絶対に駄目!実は逆効果なのです。すぐにでも美白したいと言う気持ちは分かりますが、日焼けした状態は、ダメージを受けているので、化粧品でかえって肌に負担をかけてしまいます。

「美白マスクなら、肌に乗せるだけだから、大丈夫!」と思っている人もいますが、これも刺激になるので止めましょう。一番大事なのは、とにかく冷やすことと保湿ケアですから、美白するという目的で使うのであれば、この段階ではまだ早いのです。大体肌のヒリヒリが無くなって来た、赤みが消えてきたと言う時から1週間程は、美白化粧品は使わないようにしてください。

その分、冷やすこと、保湿ケア目的のローションをこまめに使うことを徹底してください。

まとめ

日焼けのアフターケアがいかに大事かということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。将来、シミやそばかす、しわやたるみを作らない為にも大事な事ですので、日焼けしたと感じたら、すぐにでもケアを忘れずに行ってください。