今、日本では空前の白肌ブーム。肌が白い女性って、ほんわかしてて性格も優しそうですし、女性として羨ましいです。でも、肌が白いのが好まれるのは、日本独特のようなんです。海外の肌事情ってどうなんでしょうか。また、色白女子の皆さんにも、肌が白いからといってすべて手放しに喜べそうにない事情がありそう。色白の現実に迫ってみました。

本当に肌は白い方がいいの?

「色白は七難隠す」という格言があります。美しく白い肌の女性は、顔立ちのまずさや性格のきつさ、生活の乱れ、老いの恐怖、運の悪さ、色気のなさ、みすぼらしさなど、7つの災難をカバーするといわれています。

最近では、やっと紫外線の害について論じられるようになりました。しかし、日本人は古代から人々は、日焼けを避け肌を白く保ち、お風呂に入り肌を清潔にすることを好んでしました。昔から日本人は、紫外線や不潔な肌が健康に良くないこと、わかっていたのかもしれません。

どうして色白女子は男性ウケがいいの?

キレイに見える

30年ほど前、健康的な小麦色の肌が流行した時代がありました。航空会社のキャンペーンガールや、化粧品会社のファンデーションのコマーシャルの美女たちは、みんな小麦色の肌で水着でした。

しかし、最近マイナビウーマンが実施したアンケートで、「色白の肌と小麦色の肌、どちらが好きですか」との問いに対し、79.7%の男性が「色白の肌」と回答したそうです。

現在は、肌の白い女性の方が好まれ、女性らしくキレイに見えるというのが、男性の意見に多いようですね。特に日本女性が着物を着るときは、やっぱり肌の白い方がしっとりして素敵に見えます。

清潔感がある

男性から見ると肌の白い女性は、肌の手入れをしっかりと行っているように見えるようです。また、肌が白く美しいと、ファンデーションを厚塗りしなくて済むので、清潔感のある女性に映ります。

「すっぴん」と言う言葉も流行りましたが、すっぴんでいられるためには、かなり肌に自信がないとできません。また、美しい肌はすぐに作られるものではなく、若いころから日傘をさし、日焼けクリームを塗りケアしている努力の賜物なのです。

清楚さがある

芸能人で美白美人というと、綾瀬はるかさんでしょうか。彼女の魅力は、何と言っても清楚な女性らしさですが、それだけではありません。色白の女性は、優しさと包容力で溢れ、寛容というイメージも与えてくれます。肌が白いというだけで、こんなにも良いイメージがあるなんて、ほんと色白ってお得な感じがします。

日本人は白人のような色白にはなれない?

遺伝子が違う

私たちの肌の奥には、メラノサイトと呼ばれる色素細胞があります。メラノサイトの中には、チロシンというアミノ酸があり、チロシナーゼという酵素と化学反応を起こして、メラニンという色素を合成しています。

ヒトの皮膚の色は、血液中のヘモグロビン、皮膚内のβカロチン、コラーゲンなどの物質が複雑に関わっていますが、人種による皮膚の色の違いは、メラニンの量が大きく影響しています。

メラニンの量が違う

ヒトのメラニンには、黒色のユーメラニンと、黄色・赤色のフォーメラニンの2種類があります。皮膚や毛に含まれる、この2種類のメラニンの比率が、人種や個人によってことなるため、皮膚の色に違いが現われます。

アルビノ

アルビノは、人や動物のメラニンが生まれつき欠乏している遺伝子疾患です。動物では、白猫や白蛇などがアルビノの現象です。

ヒトのアルビノは、「先天性白皮症」や「眼皮膚白皮症」などと呼ばれます。肌は乳白色のため極めてメラニンが少なく、紫外線の防御機能がほとんどないため、常にサングラスや長袖を着るなどして、紫外線対策が必要となります。

白い肌が良いと言うのは日本だけ?

欧米人

欧米では、日焼けしている人はバカンス行けるだけの経済力があると思われ、日焼けは、ステータスの象徴とも言われます。特にヨーロッパでは、セレブな大御所ファッションデザイナーが、こぞって日焼けをしているので、日焼け=裕福だと思われているのです。

また、ヨーロッパでは昔、ペストやコレラなどの疫病が流行りました。そこで、日光浴すると病気に掛かり難くなるして、日光浴が上流社会の間で流行ったので、日焼けに対する良い印象があります。

このような流れから、日焼けした肌がいまだに健康の象徴だったり、裕福で美しい女性の証拠だったりして、欧米では肌が焼けていることが、それほどマイナスなイメージではないのです。

肌が色づく理由

DNAを守っている

メラニンの最も重要な働きは、紫外線の防御です。紫外線とは、波長が可視光線より短く、X腺よりは長い電磁波の総称で、殺菌などにも使われるほど刺激の強い光線です。

紫外線は、太陽光や水銀灯などに含まれています。紫外線は皮膚に有害で、必要以上に浴び続けると皮膚に障害が起こり、ときにはDNAを傷つけ、皮膚がんを発生することがあります。

多量の紫外線を浴びると、皮膚の真皮にまで達しないよう、皮膚の基底層というところではたくさんのメラニンが生成され、日焼けが起こります。

色白のほうがシワやしみができやすい?

強い光に弱い

光を浴びたばかりの肌は、メラニンの量を充分に準備できません。そのため、紫外線を浴びて数時間後から翌日にかけて、赤く火傷のような状態となります。これを「サンバーン」といいます。

特に色白の人は、紫外線を浴びた当初は、充分に紫外線を防御できません。ですから色白の人の方が、肌がダメージを受けやすく、日光浴をしたあと、真っ赤に肌が腫れあがりやすいのです。

一方、もともと色黒の人は、色白の人よりメラニンが多いため、急に紫外線を浴びても、このメラニンが働き、紫外線に対する抵抗力が強いといえます。

炎症しやすく色素沈着ができやすい

外から刺激を受けてメラニンを出すのは、紫外線を浴びたときだけではありません。例えばニキビができた跡や、蚊に刺されたときや、傷が治りかけているときも、防御反応としてメラニンが生成されます。

色白の人は、元々のメラニンがすくないため、少しの刺激で色素沈着ができてしまうことがあります。また色黒の人は、多少色素が生成されても目立ちませんが、色白の人に色素沈着ができると、すごく目立ってしまうのです。

色白で困ったことは?

合う色のファンデーションがない

色白の人にもそれなりの苦労あるようです。色白の人の悩みの一つは、肌の色に合うファンデーションが見つからないということです。ファンデーションより肌の色が白いため、血管が目立ち、ファンデーションをつけてもピンクとなることがあります。

また、ファンデーションは、首の色に合わせて選ぶ人は多いですが、色白の人は、特に顔の色が明るすぎるため、首から上が浮いている感じになるということがあります。

ファンデーションを選びときは、首の色で合わせるのではなく、フェイスラインの色で合わせるようにして下さい。首と顔の色の差が少なくなり、浮いた感じがなくなります。

また、アレルギーなどの心配がないなら、外国製のファンデーションもトライしてみてください。欧米には様々な肌の色の人がいます。そのため、ファンデーションの色も豊富ですので、色白の方にも合う色がきっとあるはずです。

ニキビが目立つ

色白の肌にぽつりと赤いニキビができると、白色に赤のコントラストとなり、かなり目立ちます。また肌が白いのでコンシーラーの色が馴染まず、ニキビを隠せません。ニキビが目立つときは、隠すよりもニキビを治すことに集中しましょう。ニキビにとって最も良くないことは刺激を与えることです。

ニキビが炎症を起こしているときは、その炎症が治まるのを待つしかありません。ニキビにいらぬストレスを与え治りを遅くするよりは、じっくりと治るのを待ち、そのニキビが跡が残らないように神経を注ぐ方が賢い選択です。

産毛が目立つ

肌の色が黒いとそれほど目立たない産毛も、肌の色が白いと、光に反射して金色に輝く産毛が目立ちます。特に気になるのは、頬や目の周りなどです。肌の白さが最も強調されるところに毛が生えているのが皮肉ですね。

皮膚への過剰な負担は良くありませんが、顔用シェイバーで産毛の処理はしておきましょう。産毛を処理していないと、ファンデーションの乗りも良くありません。

歯の黄ばみが目立つ

欧米では、歯の白さや歯並びをとても気にします。コーヒーやタバコなどの嗜好品で歯が黄色いと、欧米社会ではマイナスなイメージがあるのです。歯の黄ばみを放っておくことは、自己管理ができていないとみなされることがあります。

肌の白さと歯の黄ばみのコントラストで、肌が白い人は、歯の黄ばみが目立つことがあります。歯の黄ばみについては、日本人は欧米人に比べ歯のエナメル質が薄いため、特に歯が黄色く見えることがあります。定期的なホワイトニングや、歯を白くする歯磨き粉などを利用しましょう。

不健康に見られる

色白だと顔が青白く、不健康にみられることがあります。本人はいたって健康なのですが、顔が色白のため具合が悪いようにみられるようです。

普段のお化粧はピンクやオレンジのチークなどを利用し、肌を健康的に見せましょう。また、血流を良くする顔のマッサージなどで血流を促し、皮膚の温度を上げることも大切です。

変なあだ名をつけられる

色白な肌は自慢できる一方、白くて不健康に見えることから、不名誉なあだ名をつけられることもあるようです。また、白が膨張色のためもあってか、体型はそれほど太っていなくても、ぽっちゃり見えたりするようです。

また、色白の女性は、見た目が清楚でおとなしいというイメージから、見た目と性格とギャップが悩みだという人もいます。色白も手放しでは喜べない様々な悩みがあるのですね。

肌を白くするためには・3つ

日焼け止めをしっかり塗る

紫外線にはA波とB波などいくつかの種類があり、紫外線をカットする効果が、日焼け止めの種類によって異なります。日焼け止めにはSPFとPAという表示があり、次のような意味があります。

SPF
紫外線B波の防止効果を示す数値です。SPF1で約20分紫外線を防御できるとされており、SPFが18であれば、その18倍の360分(6時間)肌を守ることができます。

PA
紫外線A波の防止効果を示す数値です。PA+++は、防止効果が最も高く、次にPA++、PA+の順となります。

日焼け止めに含まれる成分は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があり、肌への刺激が全くないわけではありません。SPFもPAも、効果が高いからと言って、常に高い数値のものを選ぶと、肌への負担が大きく、体調などによっては肌が乾燥してしまうことがあります。

日常使いには、SPF15~20、PA++程度のものが良いでしょう。一方、レジャーで海や山、スキ―などに出かける際は、数値の高いものを使って、しっかり日焼け対策をしましょう。

ビタミンCを摂る

美白というと、シミやくすみを取って肌を白くすると誤解されやすいですが、正確には「色素沈着を防いで、シミができにくくする」こと。つまり、メラニンを作らせないという予防です。

ビタミンCには、メラニンの生成を抑える効果があります。また紫外線を浴びたとき、体内では有害な活性酸素が発生しますが、その活性酸素の毒性を弱める働きもあります。

ビタミンCが豊富な果物や野菜をたくさん摂るとともに、ビタミンEを同時に摂取すると、ビタミンCの吸収率を高めますので、うまく取り入れていきたいですね。

また、ビタミンC誘導体というものをよく聞くと思いますが、ビタミンCにリン酸を結合させたもので、本来のビタミンCに比べると、肌への浸透性が高いといわれます。また、イオン導入器などを使って、皮膚への浸透度を高めると、さらに浸透率が高まります。

ビタミンCもビタミンC誘導体も、抗酸化作用で紫外線から肌の老化を守りますが、但し、皮膚の乾燥を起こしやすいということもありますので、使用する際はしっかり乳液などで保湿をして下さい。

肌を白くする化粧品

朝と夜のスキンケアに取り入れたいのは、メラニン色素の合成を抑制する成分が入っている化粧品です。美白成分には、アルブチン、甘草エキス、カミツレエキス、エラグ酸、ルシノールなど様々なものがあります。

メラニンの排泄を抑制する成分として、レチノールというビタミンAの一種で、皮膚の代謝を活発にします。コラーゲンを増やす働きがあり、他の美白成分を浸透しやすくするという効果もあります。

まとめ

「肌が白すぎると日焼けしやすかったり、赤くなりやすかったりと、それなりの悩みもあるのですね。しかし最近では、女性だけでなく男性も日焼け対策する方も増えており、白肌ブームはまだまだ続きそうです。

お家の中でも日焼け止めを塗り、日傘をさして歩くことは基本中の基本です。いくつになってもシミのない白い肌を目指して、若いうちから気をつけていきましょう。