あの赤い小さな実の「クコの実」には、じつは驚くべき栄養素がたくさん詰まっていることをご存じでしょうか?現在ではスーパーフードとして注目されていることから、女性ではすでに摂取している人も多いかもしれません。今回は、クコの実の効能や副作用、摂取する際の注意点やおすすめの食べ方までをご紹介します。

クコの実って?

クコの実と言えば、「杏仁豆腐の上に乗っている赤い実」というような印象が強い人が多いのではないでしょうか。または、クコの実と言われても何の料理に使われているのか、あまりピンとこない人も多いかもしれません。

じつは、この小さな赤いクコの実には、驚くべき栄養がたくさん詰まっているのです!現在では多くのセレブが健康やダイエットのために、このクコの実を日常生活に摂り入れていることから、女性ではご存じの方も多いかもしれません。クコの実は、女性に嬉しい美容効果がふんだんに含まれていることから、今ではとても注目されているスーパーフルーツでもあるからです。

また、美容効果だけではなく、体の不調を改善するような効果もあることから、中国では古くから漢方や中医学に取り入れられているほど、栄養価の高い食材でもあるのです。今回は、クコの実についての効能やその摂取の仕方、注意するべきことからおすすめの食べ方まで詳しく調べてみました。

クコの実とは

ナス科クコ属の果実

クコの実は、別名「ゴジベリー」とも呼ばれており、ナス科クコ属の果実で、主に中華料理やデザートのアクセントとして使われることが多いようです。

ナス科に属している野菜におよそ共通して言えることがあります。まず、体に良いこととして、これらの野菜にはタンパク質を分解する酵素がありますので、お肉と食べると消化を助けて胃もたれなどを起こしにくいそうです。

また、ナス科の野菜ばかりを過剰に摂ってしまうことにより、タンパク質分解酵素の溶かす作用が赤血球や毛細血管などの細胞に向かって働いてしまったり、下痢や腹痛をこしてしまうことが希にあるそうです。また、ナス科の野菜は身体を冷やしやすいそうです。猛暑日などで、体の熱を取りたい場合は問題ありませんが、冷え性の方などで身体を温めたい時の食べ過ぎには注意が必要です。

漢方薬としても使われる

平安時代には日本に伝わっていたクコの実の原産地は、中国・東南アジアと言われています。中国では三千年も前から珍重されてきました。ライチが好きだったらしいことで有名な楊貴妃もクコの実を好んで食していたと伝えられています。

クコの実を漢方学の視点から紐解くと、クコの実は中医学の書物には、命を養う薬と紹介されているそうです。果実「枸杞子(くこし)」・葉「枸杞葉(くこよう)」・根皮「地骨皮(じこっぴ)」とクコ全体を取り入れられ、それぞれの部位すべてが珍重されています。漢方薬の生薬に利用されたり、家庭での薬膳料理などに利用されたり、中国では、昔から生活に根付いて尊ばれてきたようです。

効果や効能としては、血を補う力・目の働きに作用する力・身体を潤す力・加齢による症状を穏やかにする力・強壮作用を上げる効果・体質改善など沢山の効能がみられるそうです。中医学で古くからクコ(クコの実)が珍重されているのには、沢山の効果があるからなのでしょうね。

スーパーフード

近頃、スーパーフードとしてアサイーなどと共に「クコの実」が注目されています。セレブといわれる方などから火がついて注目を集めています。フルーツスナッキング(食事の回数を多く1回の量を少なく高栄養の食材をつまむ食事法)に用いる方も増えているそうです。

また、資生堂(化粧品メーカー)が、「クコの実のエキスを摂ることで、日焼けによる紫外線ダメージを軽くしてくれる効果がある」と発表されたことを受けて注目を集めています。それに、従来から言われている目に良い効果や、美容のために良い抗酸化作用や肝機能も強くしてくれる効果もあり、更にコレステロールを低化させる作用があるそうです。

それに前にも触れましたが、世界三大美女とされる楊貴妃も1日3粒を美容のために食していたと言われています。中華レストランでよく見かける杏仁豆腐の上のクコの実、食べるのを迷う方もいらっしゃるようですが、健康や美容のために大切に食べたいですね。

栄養素

オレンジやレモンよりもビタミンCが多く含まれていると言われるクコの実ですが、100種類を超えるビタミンやミネラル成分が含まれているそうです。産地により栄養素の違いがでて特色がでるようですが、代表的なものには、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄分、カルシウム、β-カロチン、ニコチン酸(ナイアシン)などがあります。

また、食物繊維を豊富に含み、ルチンやタンニンなどのポリフェノールや血栓を予防する効果のあるリノレン酸や血管を強くして動脈硬化を防ぐとされる必須アミノ酸(アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸など)などと、スーパーフードと呼ばれるだけに多彩な栄養バランスを誇っています。

また、健康に良いものとしては、滋養強壮に良いとされるゼアキサンチン(色素を構成)やフィリイエンや胃腸病に効果のあるベダインなどの効果も魅力的です。

クコの実の味は、少し癖があると言われる方が多いようです。乾燥したドライな果実を食べる場合は、杏仁豆腐などの上に飾ったり、カップケーキのような焼き菓子に混ぜたり、あるいは薬膳カレーのような濃い味付けの料理に入れてみたりすると美味しいでしょう。

また、クコの実だけのストレートジュースもあり、こちらの口コミでは”にんじんジュース”のような飲み心地!と割と良い印象をお持ちの方も多いようです。いずれにしても、ナス科に属す果実であるために、ドライフルーツに期待するような甘さはないようです。風味が苦手な方は何かしらのアレンジをされると良いでしょう。

クコの実の効果

老化防止

年齢に負けないお肌を保つためには…女性にとって永遠のテーマですよね。スーパーフードとして注目されるクコの実なら、抗酸化力がある成分がお肌に作用してシミやシワなどを目立たなくしたり、内面からも元気になれます。

それらの効果を発揮する成分としては、ルチンやタンニンなどのポリフェノールやレモンやオレンジよりも優れた含有量を誇るビタミンCやβ-カロチンやゼアキサンチン・ルティン・リコピンなどのカロテノイド類だそうです。

またこれらには、生活習慣病の予防や細胞などを若々しく保つ効果などもあることから、老化することを防ぐ効果もあるそうです。クコの実は一度に多く食べることは控えたほうが良さそう(後述)ですので、少しずつ毎日続けられるといいですね。

美容にもいい

クコの実には、シミなどの発生を抑える美肌の作用があると言われています。シミの原因は、酵素の一種であるチロシナーゼがメラニン色素を生成して、色素の沈着により発生します。クコの実に多く含まれるビタミンCやタンニンには、チロシナーゼの働きを抑えてシミができるのを防ぐ役割があるそうです。

クコの実には、更に皮膚や骨を構成するコラーゲン量を体内で保つ効果が効果があります。コラーゲンが減少する理由に主に2つあり、コラーゲンの生成量が減る為と分解量が増加する為だそうです。クコの実に多く含まれるビタミンCには、生成量が減るのを抑える力がありますし、紫外線や加齢が原因となりコラーゲンを分解してしまう”コラゲナーゼ”の働きを抑制する力もあるそうです。

また、女性特有の症状であるPMSにも効果を発揮します。月経前症候群”PMS”は、まだ認知度があまり高くなく、闇雲に悩んでいる方が多い症状だそうですが、生理が始まる1週間~数日前はイライラしたり体の調子が何となく悪かったりする事を指します。

クコの実には、PMSの症状を軽減すると言われているβシトステロールが含有されています。女性のホルモンバランスを健やかに保つ作用があるようですので、積極的に取り入れたいですね。また、このβシトステロールは、血中コレステロール値を下げる作用があり、高血圧や動脈硬化を予防することでも知られています。

冷え性解消

冷え性や貧血はで悩んでいる女性は大変多いですが、クコの実にはどちらの症状を改善する方向へ導いてくれる作用があるそうです。まず、クコの実に含有するビタミンP(ルチン・ヘスペリジン)などが血液の流れをよくして、血行不良が原因となるむくみ・肩こりや腰痛を改善するとともに冷え性にも効果があるそうです。

また、クコの実は鉄分も含有しているので、貧血やめまいなどが気になる方にも嬉しい果実だと言えます。継続的にクコの実を摂ることによって、慢性的な症状で悩みがちな貧血や冷え性に効果を発揮してくれます。

高血圧の改善

高血圧に効果のあると言われるクコの実ですが、含有成分の”ルチン”が主に有効的であると言われています。血液の流れを良くして、血管を強くし血圧を下げてくれると言われています。他にも必須アミノ酸やビタミン類のB1・B2・Cやニコチン酸なども血圧の調整や動脈硬化などに効果があると言われています。

また、クコ茶にも高血圧やコレステロール値を下げてくれる嬉しい効果があるそうです。シンプルなクコ茶だけだと少し独特の風味が感じられる場合がありますので、お好みのハーブと合わせたハーブティーなどで楽しみながら味わえば、簡単に生活習慣病に効果がある習慣を続けることができそうですね。

基礎代謝が上がる

代謝が上がると言われていることから、クコの実にはダイエットに対しての効果的な要素が詰まっていると言えます。ビタミンの含有量の多いクコの実ですが、代謝を上げる成分として、大切な働きをしてくれるのは主に3種類の成分です。脂肪の燃焼を助ける役目のビタミンB2・脂肪を溜めない働きをするベタイン・糖質の代謝を助けるビタミンB2です。

また、ほかの成分も絶妙に絡み合い、血液の流れを良くしたり、冷え性に効果があったりと基礎代謝が上がり、新陳代謝が活発になるそうです。また、基礎代謝が上がるということは、基礎体温が上がり免疫力などの向上も期待できるということです。

その上、更に効果的なのはビタミンCを多く含んでいるために風邪や流行しやすいインフルエンザなどのウイルスに対する予防にも効果があるようです。これはビタミンCが、血液中の白血球がより多く作用する為だからだそうです。

目の疲れに効く

昔から”クコの実は目に良い”と言われています。漢方の日常的な使われ方として、中国では同じく目に良いとされる香菊花とクコのお茶がよく飲まれているそうです。そんな中国の方々には、白内障や緑内障の目の病気があまり発症していないと言われています。

クコの実が目に良いとされるのは、豊富なカロテノイド(黄色系の脂溶性色素の総称)が含まれているからです。その中でもゼアキサンチンとβカロチンは、目の網膜に存在し、目の酸化を防ぐことや視力の回復や白内障や緑内障の年齢が原因になる目の病気などにも効果があるとされています。

疲労回復

疲れを感じた時には私たちの体内には、乳酸が蓄積されてしまっているようです。疲労を感じる乳酸は、糖質の代謝がうまくされない時に溜まってしまいます。クコの実に豊富に含まれるビタミンB1は、スムーズに糖質の代謝を行う作用が期待できます。

例えば、筋トレして疲れを感じた時に”クコの実をつまんで食べる”と効果が上がるようです。また、フィリエンなどのアルカノイドやアルギニン酸やグルタミン酸やアスパラギン酸などの必須アミノ酸も疲れ感じにくくし、身体をスッキリさせる効果があるそうです。

ダイエット効果

クコの実には、前述したようなビタミンB2などによる糖質の代謝を促進する成分や、脂肪燃焼を促進する成分を含むことから、ダイエット効果も期待できます。血行が良くなる効果と糖質や脂質などの代謝をエネルギーに変える効果と併せ持つためにダイエットにも効果的な果実であるといえます。

また、クコの実は食物繊維を豊富に含んでいることから、腸の汚れを吸着し、便秘を解消する効果もあると言われています。このような成分により、腸内環境が整えられることから、便秘解消と同時に栄養素を効率よく全身に運ぶことができるようになるため、ダイエットの効果が得られると言われています。

ただし、クコの実のカロリーは高めなので、あまり大量に摂取すると逆効果になる場合があるため、注意する必要があります。

クコの実の副作用、注意点

血圧が下がりすぎる

クコの実と、血圧降下作用のあるハーブやサプリメントを同時に摂取してしまうと、血圧が下がりすぎてしまい、低血圧となる恐れがあるため注意が必要です。同様に、血圧降下剤を服用している人も、血圧が下がりすぎてしまうため、摂取することは避けるようにしてください。

また、クコの実を多量摂取することによっても、低血圧を引き起こす可能性があるため、気をつけるようにした方が良いでしょう。他にも、もともと血圧が低めの人の場合には、さらに血圧が下がってしまう恐れもあるため、クコの実の摂取は控えるようにしてください。

アレルギーがある人は注意

クコの実は、植物性食物アレルギー検査で陽性反応が出る人もいるため、ももともと食物アレルギーがある人などには適さない可能性があります。食物アレルギーがある人がクコの実を摂取することによって、アナフィラキシーショックを起こす恐れがあるため、摂取する際には注意が必要になります。

過去にクコの実を摂取後、アナフィラキシーショックを起こした人が持っていたとされる食物アレルギーを以下にあげていきます。

・レタス ・トマト ・チキン ・ツナ ・クコ ・桃 ・ピーマン ・あんず ・キウイ ・アーモンド 

上記のような食物アレルギーを持っている人や、過去に食物を摂取した際にアナフィラキシーショックを起こしたことがある人などは、クコの実を摂取することは避けた方が良いでしょう。

お腹を下す

クコの実を摂取し過ぎると、消化不良や下痢になる恐れがあるため、注意した方が良いでしょう。ナス科の食物は身体を冷やしてしまうために、大量に食べていないとしても、もともとが胃弱や下痢気味である人の場合には、摂取後お腹を下すことがあると言われています。

そのため、もともと下痢気味の人などが摂取してしまうと、お腹を下す可能性が高いため、クコの実を摂取することは控えるようにしてください。

たくさん食べない

前述もしたように、ナス科であるクコの実は大量に摂取してしまうと、消化不良や下痢など胃腸に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、1日の摂取量をきちんと守るようにしましょう。クコの実の1日の適正摂取量については、きちんと定められてはいないようですが、おおよその目安としては1日20g(20〜30粒)程度が妥当であると言われています。

しかし、人それぞれ体質や体調などが異なるため、いちがいに摂取量を確定することは難しいと言えますし、一日の上限が設けられているわけではありません。中医学では漢方薬の薬剤にも用いられているクコ(クコの実)ですので、副作用がある場合もあります。多くの方が、”1日20粒ほどが良い”と口コミサイトで言われていますので、摂取量の目安にされてみてください。

人によっては、10粒程度でも胃にむかつきを感じる人もいるため、まずは5粒程度の少量から摂取し始めることをおすすめします。また、クコの実を摂取後に、何か身体に異変を感じた場合には、ただちに摂取することを中止するようにしましょう。

食べるのを控えたほうがいい人

妊婦

クコの実には、月経促進や人工中絶薬の作用をする成分である「ベタイン」が含まれているため、妊婦の方は摂取を避けた方が良いでしょう。このベタインには、中絶作用があるために、妊婦が摂取してしまうと早産してしまう可能性があるからです。

ベタインの主な作用は、消化の促進や肝臓に脂肪が溜まることを防ぐ作用、血液を酸性からアルカリ性に変えるなどの働きであり、人体にとってはよい成分の方が多いと言われています。また、甘味や旨味成分も含んでいるため、食品添加物としても使われることが多いと言われています。

もともとは、身体に良い成分の方が多いとされるものの、副作用として前述したような月経促進や人工中絶薬の作用があるために、これらの成分を含むクコの実は、妊娠中は控えるべき食材であると言われています。

授乳中の方

授乳中である女性も、前述した「ベタイン」の副作用の影響を受ける恐れがあるため、クコの実を摂取することは控えた方が良いでしょう。しかし、古くから中医学としても親しまれてきた中国においては、クコの実には滋養強壮や血行促進・免疫力向上などの効果があることから、日本とは逆に妊婦や授乳中の女性は積極的に摂るべき食材であると言われています。

そのため、どちらの説が正しいかは定かではありませんが、日本においては妊婦や授乳中は避けるべき食材であると言われているため、ベタインの副作用が不安である人の場合には、クコの実を摂取することはやめておいた方が良いでしょう。

低血圧の方

低血圧である人も、クコの実を摂取するのはやめた方が良いでしょう。前述しているように、クコの実には血圧を下げる作用があることから、もともとが低血圧である人の場合には、血圧が下がりすぎてしまう恐れがあるからです。

もし、クコの実を食べた後に、めまいや立ちくらみ、倦怠感などにおそわれた場合には、低血圧となっている可能性があるため、クコの実の摂取は控えるようにしてください。他にも、血液をサラサラにする「ワーファリン」などの薬を服用している人も、クコの実の血流量を増やす作用によって、効果が増加してしまう恐れがあるため、摂取することは避けた方が良いでしょう。

また、糖尿病の方で、お薬を飲まれている方もクコの実の摂取は控えたほうが良いようです。クコの実の糖度はあまり高くないものの、血糖値を上昇させる働きがあります。

胃腸虚弱の方

胃腸虚弱の人も、摂取には注意が必要です。クコの実に含まれるベタインは、通常であれば胃液の酸度を調節する働きがあることから、胃の健康を保つ効果がありますが、胃腸が弱い人の場合には、逆に胃が荒れたりしてしまう可能性があるからです。そのため、胃腸が弱い人の場合には、摂取量に気をつけるようにした方が良いでしょう。

また、クコの実(ゴジベリー)ではなく、クコの根である「地骨皮(じこっぴ)」を摂取した場合に、吐き気や嘔吐の症状が出る人もいるため、もともと胃腸虚弱である人は、摂取する部分にも注意する必要があるでしょう。

よく消化不良になる方

消化不良を起こしがちな人も、クコの実を摂取する量などには、注意した方が良いでしょう。人それぞれ摂取量の目安が異なるため、まずは少量を摂取することから始め、消化不良が起きないかどうか様子を見るようにしましょう。

体に異変が起きないかどうかを確認しながら、徐々に摂取量を増やしていくようにしてください。ただし、クコの実はもともと1日の摂取量の目安が少ないため、消化不良を起こしがちな人の場合には、なるべく目安の量よりも少なめに設定をした方が良いでしょう。

また、幼児などにも効果が強すぎるため、クコの実の摂取は避けた方が良いと言えるでしょう。

下痢気味の方

クコの実は、身体を冷やし下痢や腹痛を起こす可能性があるため、下痢気味である人も摂取することは控えた方が良いでしょう。もともと下痢気味であるため、クコの実を摂取することによって、さらに下痢を引き起こしてしまう恐れがあるからです。

このような人の場合にも、クコの実を摂取する際には、なるべく少量から始めるようにしてください。自分の体調の様子を見ながら、適切な摂取量を決めるようにしましょう。もしも、少量でも下痢になった場合には、ただちに摂取することを中止するようにしてください。

また、通常の人であっても、お腹の調子が良くないときに摂取すると、下痢になる可能性があるため、控えるようにした方が良いでしょう。

クコの実の食べ方

生で食べる

クコの実は、生で食べることもできます。生のクコの実は、薄いトマトのような味がすると言われているため、サラダなどに加えて食べるのが良いでしょう。また、ヨーグルトなどに混ぜて食べるのも、美味しいのでおすすめです。

彩りがきれいであり、味も薄いトマトのような味であるため、食事でもデザートでもさまざまな料理に加えて食べることができます。ただし、人によっては乾燥させたものよりも、独特の苦味や臭みが強いため、生では食べることができない人もいるかもしれません。

ご飯に混ぜる

クコの実は、ご飯に混ぜて食べる人も多いようです。炊き込みご飯にしたり、炊き上がった後に混ぜて食べるなど、人により食べ方はさまざまであるようです。炊き込みご飯の場合には、通常の白米2合に塩を3つまみと、40gのクコの実を戻さずそのまま入れて炊くだけです。

とても簡単で、シンプルな塩味の味付けがなんともくせになる美味しさです!また、炊き上がったご飯に混ぜる場合には、おにぎりにしても美味しくいただけます。刻んだクコの実と、あおさのり、塩を少々加えて混ぜてにぎるだけで出来上がりです。どちらも簡単に作れる薬膳料理なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

スイーツ

クコの実を使ったスイーツの定番といえば、杏仁豆腐でしょう。クコの実はスイーツとも相性が良いため、いろいろなものに加えられることが多いようです。たとえば、ドライフルーツを入れるパウンドケーキや、ビスコッティ、タルト、蒸しパン、ぜんざい、ゼリーなど、さまざまなものに加えてアレンジをすることが可能です。

焼き菓子に入れて作られることが多いため、お菓子を作ることが好きな人は、ぜひ一度試してみてください。また、手軽なスイーツが良いという人は、定番の杏仁豆腐がおすすめです。もっと簡単ですぐに食べたいという人の場合には、アサイーボールのように、ヨーグルトにいろいろなフルーツやグラノーラと一緒にクコの実を混ぜて食べてみてはいかがでしょうか。

お茶にする

クコの実のエキスをお茶から摂る方法もあります。ティーポットに適量のクコの実を入れてお湯を注ぐことで簡単に”クコの実茶”として楽しむことができます。紅茶や中国茶をベースにすれば簡単な中洋折衷のハーブティーが出来上がります。気になる体の症状に合わせてオリジナルハーブティーをブレンドしてみてはいかがでしょうか。

温めたティーポットに紅茶とクコの実、そしてプラスアルファの材料を入れてください。身体に良いエキスをじっくりと2~3分間ほど抽出します。ティーカップを温めるのもお忘れなく!

<紅茶ベースがおススメのアレンジ>

眼精疲労が気になる方は、”クコの実と乾燥菊花”の組み合わせで目の疲れを取りましょう。冷え性が気になる方は”クコの実と乾燥生姜”の組み合わせがおすすめとされています。肝臓の病を防ぎたい方は、”クコの実・たんぽぽ茶”が肝機能を高めてくれる効果があると言われています。

<中国緑茶や烏龍茶をベースがおススメのアレンジ>
元気を取り戻したい時に、滋養強壮に良い八宝茶の材料を入れた組み合わせ例です。”クコの実・菊花・ナツメ・杏子・龍眼・白キクラゲなどと氷砂糖”という複数の組み合わせが体のパワーを補ってくれます。お好みで氷砂糖を入れるとほんのりと甘くて美味しいですよ。

ちなみに八宝茶は「色々な種類を入れたお茶」ということだそうです。オリジナルの薬膳茶です。

効果的な食べ合わせ

クコの実には、お茶の組合せと同様に効果的な食べ合わせがあります。気になる症状がある方は、次にご紹介する組み合わせを参考にして、クコの実のオリジナルメニューで食べてみてくださいね。

◯クコの実+ブルーベリー・菊花華で疲れ目対策を!
クコの実に目に良いと評判の食材をしてみましょう。ブルーベリーは、アントシアニンが豊富に含まれますし、菊花華は漢方でも目に効くと人気があります。

◯クコの実+黒豆・トマト・ブロッコリーで年齢に負けない食べ合わせを!
クコの実に年齢を重ねたお肌などへ働きかけてくれる食材をプラスしてみましょう。黒豆は、イソフラボン・アントシアニンが、ブロッコリーには、ポリフェノールが、トマトにはカロテノイドのリコピンが作用します。ベーコンなどと一緒にトマトベースのパスタなどのメニューにされてみてはいかがでしょうか。

◯クコの実+サクランボで、虚弱体質を防ごう!ネバネバ食材のオクラやモロヘイヤなども効果的!
クコの実にサクランボをプラスしてみましょう。サクランボには鉄分やカロチン・カリウムが豊富ですので、疲労の回復や虚弱体質に効果があるようです。また、ネバネバ食材には夏バテなどを解消する力があると言われていますので、一緒に食べれば体の中からパワーを引き出せそうですね。

◯クコの実+かぼちゃ・ヨーグルト・杏仁霜で美しいお肌へ!
クコの実に美肌効果のある食材をプラスしてみましょう。あんずの種子の中心である杏仁霜には、肌を潤してたるみやシワを目立たなくする効果があり、ヨーグルトには腸内環境を整えてお肌を美しく整える作用が有あり、かぼちゃにはβカロテンによる抗酸化作用があります。

また、クコの実を酢とはちみつに漬け込み、1〜2日置いた「クコ漬け」も、疲れ目の解消や老眼予防に効果があるとされています。他にも、月経中の足腰のだるさ、めまい、生理痛などには、クコの実と鶏肉を煮込んだスープが効果的であると言われています。また、美容に良いエッセンスが凝縮されたクコ酒もお薦めです。

おすすめのレシピ

クコの実と柑橘類のマリネ~スパイス風~

作り方
1) クコの実を10分ほど水に漬けて戻す。
2)柑橘類の皮をむき、薄皮もむく。実を取り出して種を取る。タッパーなどに入れておく。
3) 戻したクコの実と砂糖、グローブ、シナモンを加えて混ぜ合わせる。
4) 冷蔵庫で一晩寝かせて、味を馴染ませる。

ポイント
夏みかんや伊予柑などの酸味が程よく効いた柑橘類がスパイスによく合います。
スパイスや砂糖の量は適宜。果汁を炭酸や赤ワインで割ってサンガリア風にしても美味しいですよ。

薬膳豆カレートマト風味

作り方
1) にんにく1片と生姜1片をみじん切りにし、オリーブオイルで香りが立つまで鍋で炒めます。
2) 1)で豚のひき肉を軽く炒め、みじん切りにした人参半分と玉ねぎ1個を炒める。そこへ干し椎茸2枚(水で戻して、水を切りみじん切り)を加えて色が変わるまで炒めます。
3)お湯400ccを入れ、カレー粉などの調味料を入れる( 中華調味料・カレー粉各大さじ2・クミン・レッドペパー各小さじ1、砂糖大さじ1)トマト缶1缶、を入れて煮込みます。
4) 茹で大豆200gとクコの実30g(お湯で戻したもの)を加え、更に20分ほど煮込みます。
5)ケチャップやソースを適宜加えて味を整える。

ポイント
・スパイス、クコの実はお好みで量を調整してください。

まとめ

クコの実の栄養成分や効果、副作用や注意点、クコの実の食べ方などをご紹介してきました。クコの実とは、別名「ゴジベリー」と呼ばれるナス科のクコ属の果実であり、古くから中国では漢方薬としても使われてきた、栄養価の高いものであるということがわかりました。

クコの実には、100種類ものさまざまな栄養素が含まれており、その効能は多岐に渡ると言われています。クコの実の効果としては、アンチエイジングなどの老化防止効果や美容効果、血液の循環を良くし冷え性の改善や基礎代謝を上げる効果から、ダイエット効果にもつながると言われています。また、クコの実は「飲む目薬」とも呼ばれるほど、目に有効な成分をたくさん含んでいることもわかりました。

このように、クコの実には健康に良いとされる、さまざまな効能があると言われていますが、その反面副作用もあるため、摂取する際には注意が必要です。クコの実は摂取し過ぎると、下痢になったり血圧が下がりすぎてしまう恐れもあるため、摂取量は1日に適量とされる20粒程度におさえることが重要であると言えるでしょう。

また、食物アレルギーがある人の場合には、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまう可能性があるため、クコの実の摂取は避けた方が良いでしょう。他にも、妊娠中や授乳中の人、低血圧な人、胃腸虚弱な人、消化不良になる人、下痢気味である人などは、クコの実を摂取した際に体調不良となる可能性があるため、控えるようにした方が良いでしょう。

クコの実は、いろいろなものと相性が良いためどんな料理にも合うので、ぜひ普段の食生活に摂り入れてみてはいかがでしょうか。食べ合わせや組合せにより、その効果もさまざまなものがあるため、自分の体調に合った摂取方法を選んでみてください。